2007年9月23日(日)弘前Mag-NetにてHEATWAVEとCREEPSのライブあり
HEATWAVEの山口洋のように生きたい。
彼の演奏を初めて見た時、彼の周りを取り巻く空気が赤く見えた。それは気のせいではなく、二度目に見た時も空気は赤く、ギターに掻き回され瞬間に幾度も破裂するように見えた。
怖いくらいギターの上手い人だ。ギターと彼とが信じきっている。彼は空気をかき混ぜる。ギターを使って自由自在に。そして私達の世界を狂わしていく。
なのに山口さんの体一つの態度はいつも変わらない。体とギターだけであとは何にもなくて。どんな場所でも持てるものすべてを、すべてをさらけ出している彼の美しさはもう、何にも例えようがない。
ただ全てが音になって伝わってくる。彼の愛する世界の音と響き渡るリズムが。そのギターとともに掻き鳴らされる。
今回はそれが、彼の信じきっているトリオで演奏される。
私はなんでこの人の演奏を見て、顔をぐちゃぐちゃにして笑っていたり、泣いていたりするのかわからないけども。
それは、日本一美しい男の仕業なのだから、仕方ないことなのだと思う。