無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2017/02/10 カテゴリー: ブログ。 タグ: TPPドグ TPP これだけ覚えておけば損なしドグ子編 はコメントを受け付けていません
(『アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!』山田正彦著 (CYZO)の
大ざっぱなまとめ。大ざっぱすぎるのであしからずドグ~☆)
 
アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!
 
まずTPP協定の文書を作った人は誰か? という問題で、
普通は農業のことを言ってるんだから
各国の農林水産省かと思うじゃないドグか。
違うんだドグ。TPP文書を作ったのは多国籍企業の
ロビイスト、つまり弁護士たちだったんだドグ。
 
その背後にいはアメリカのウォール街を席巻するロックフェラーとか
ロスチャイルドに代表される財閥があってようは、1パーセントの金持ちの
ためにつくられた、訴訟でもっと儲けるシステムがTPPのISD条項だったんだドグ~!
 
ISD条項っていうのは、
「投資家対国家間の紛争解決条項」(Investor State Dispute Settlement)
って、ようは投資家が損しないように国に対して訴訟を起こせる決まりドグ。
 
TPPの文書が公に出たのは2015年。ニュージーランドのHPに
英文が全文掲載されたんだドグ。
だから、2015年より前の討論は基本的に、あまり意味がないドグ。
ずっと「のり弁」と呼ばれる、国会でも黒塗りにされた機密文書だったわけだからして。
 
TPPのISD条項では、
多国籍企業が「思ったよりも儲けられなかった」という理由で
各国を訴え、訴訟を起こし、何千億、何兆円というお金を実際に
訴訟で勝ち取っているんだドグ.
オーストラリア政府がアメリカのフィリップモリス社から
「健康のため、煙草の吸いすぎに注意しましょう」というメッセージを入れて
販売したため、莫大な損害賠償を求められているドグ。
 
日本人からすると、損害賠償を求める方の頭が
おかしいんじゃないドグ?? って
思うドグけど、これが訴訟社会アメリカのやり方なんだドグ!
 
日本の国民皆保険制度が危ないというのも
TPPに言わせれば「おたくの国、他の保険屋に対して公正じゃなくね?」
ってことで怒られてるドグよ。
TPPに入れば国民健康保険だけに国費を投入することはできなくなるドグ。
ISD条項で訴えられるドグ。
ようは、外国の保険屋が損をするから国民皆保険制度がなくなる
っていう運びドグよ。
 
日本では、条約は国会決議よりも上にくる存在。
だからTPPの決定と合わない法律は、変えなきゃいけないことになるんだドグ。
そうするとアメリカみたいに金持ちしか医療を受けられないことになるドグ。
オバマさんは、「オバマケア」で国民全員が民間の保険に入れる制度を作ろうと
したんだドグけど、それをやったら保険屋に
具合の悪い人も入れなきゃいけなくなって、保険屋がもっと
加入料を上げて来たんだドグって。
 
ひえ~ドグ!
 
アメリカは、メキシコ・カナダとNAFTAっていう北米自由貿易協定を
結んでるんだドグ。関税がなくなったら
NAFTAでアメリカのやっすいトウモロコシがメキシコに
流入して、メキシコではトルティーヤがなんぼでも安くなって
トウモロコシ農家がどんどん安いトウモロコシに押されてつぶれ、
職を失い、アメリカにメキシコの失業者が流入したんだドグ。
 
その数、2000万~3000万人!
 
メキシコの安い労働力がアメリカに入って来て、
今度はアメリカの失業問題につながったドグ。
 
だからトランプ氏がメキシコとの間に壁を作るとか、
俺はウォール街の力を借りなくてもいい。だって金持ちだから!
って言って大統領選に当選したんだドグね。
それでTPPも辞めて、NAFTAも見直すってことになったんだドグ。
 
オバマさんって日本ですごく人気あるけど
4000の公立学校を閉鎖し、教職員を30万人解雇して民間教育企業の
エジソンスクール社に学校教育を委託するとかして、
アメリカの公立の学校教育をメチャクチャにした面があるんだドグって。
 
公立学校は荒れて教育の場として機能しなくなり、
今では金持ちじゃないとまともな学校教育が受けられないのがアメリカの現状ドグ。
 
TPPで行われることは、すべてが世界基準になることドグ。
だから、日本の安全基準とかJASマークとかは各国の利益に反する
(他国の商品が売れにくくなる)から
取り消されるであろうといわれているドグ。
国産表示もできなくなって、牛肉には「牛肉」としか表示がなくなり、
消費者は選ぶ基準を失うことになるドグ。
 
よく「遺伝子組み換え作物」について「この大豆は遺伝子組み換えではありません」
って書かれているドグけど、
我々の思ってる遺伝子組み換え(おいしくなる、大きくなる)とは
意味合いが違って、アメリカの遺伝子組み換えは
 
除草剤を撒いても枯れない
 
なんだドグ。枯れない大豆! ということで、
除草剤(ラウンドアップなどの農薬)に耐性があるんだドグけど
雑草もずっと除草剤を撒かれると耐性がついてきて、
除草剤を撒かれても生える→よりいっそう除草剤を撒く→
除草剤に強い遺伝子組み換え作物→という風にしていくので、
残留農薬の基準も上がってくるし、
農薬出してる会社(モンサントとか)は儲かるし、
既に日本はアメリカに合わせて残留農薬の基準値を大幅に引き上げたところドグ。
 
( ゚Д゚)
 
これをやって儲けるのは、アメリカの種苗会社で
その種苗会社の利益を損なわないように、遺伝子組み換え作物の表示も
二国間協議やTPP加入次第でなくなるってことドグ。
 
訴訟社会のアメリカはすぐに国を訴えてくるし、
その訴訟金額は数千億円~数兆円というドグ。
実際によその国ではISD条項にのっとって、
無茶な賠償金要求に答えてしまっているドグ。もう、
10億・100億・1000億当たり前って感じで
イチャモンつけられたら払わざるを得ないんだドグ。
 
アメリカと日本が二国間協議になったからって、油断してられないドグ。
韓国がエコカー減税をやろうとしたら、アメリカの自動車業界から速攻で
「うちのアメ車が売れなくなる」ってんで
「不当な差別ドグ~。衡平公正の国際慣行法に反するドグ~」
 
ってんで取りやめた経緯があるドグ。
こうなるともう、日本は日本国だけで法律すら
決められない世の中になるドグ。
最低賃金を引き上げることもできなくなるドグ。
(日本人の給料が上がることで損失の出る外資系企業が告訴してくるから)
 
そんなわけでTPPっていうか、
ISD条項には絶対関わらない方がいいドグ。
 
安倍さん、トランプになんか言われても
それだけはNOって言ってこいドグ~!