「しがらみ」を科学する 山岸俊男 著

知っているお寺の住職だった方が熱愛の末結婚し、

結婚十年目に破局して、離婚したそうなんです。

世の中って、本当に無常なんだなあと思って

最近、一番ウケたことでした。

 

全てのものは常に変化し続ける

そういうのが、無常ということなんだと思うんだけど。

「無常で当たり前」っていう風に思うと

ちょっといいよね。

 

本当は無常で当たり前なんだけど、

人って「こうあるべき」論にいつも引っ張られて、

自分では望んでいない結果を手に入れたりするんですね。

 

山岸俊男さんの

「しがらみ」を科学する  高校生からの社会心理学入門 を読んで、

何故に人が、自分の思い通りに自分を表現して生きられないかの、「答え」がわかったんです。

 

それは、空気を読むからです。

ここの職場の、ここの教室の、ここの村の、空気を読んで行動する。

それ故に、突飛な服装では歩かないように自分を制限したり、

離婚したくても離婚しないでがんばってみたり、

滅多なことを言わないように自分を制限して、ストレスを感じてしまう。

 

だけど、実は相手もその謎の「空気」を読むが故に

自分を制限し、自分を表に出せずにいるということの方が多いみたいなんです。

 

ということは、

実際には相手がどう感じて、どう思っているのかは

わからないわけですよ。

空気を読んで勝手に行動しているから、

相手に直接聞いたわけではないんですね。

 

ひょっとして、ありとあらゆる人は、誤読しているんじゃないかと。

単に空気を、全員が全員読み間違えていて、その空気を非常に制限されたものとして

捉えてしまっていた可能性は大きいと思うんです。

 

「しがらみ」を科学する は高校生向けに書かれた本で、

「こうであろう」という予測に基づいた、様々なデータの間違った読まれ方や、

実際の気持ちと「空気を読んで行動した気持ち」の差を

紹介してくれています。

 

ほぼ日でも紹介されていた「しがらみ」を科学する 高校生からの社会心理学入門 は、

しがらみを科学したい人にお勧めです!

 

空気は、本当は読まなくてもいいんじゃないかと

最近思うんです。

 

目に見えるものだけを信じていいんじゃないかなと。

そんなわけで、最近では思想に耽る時に

放牧されてた牛とかを見て、考えていたりします。

 

牛は……えらいなあと。

 

一昨日私が見ていた牛って、雌牛で子牛を産むんですが、

産んだ子牛が育ったら食べられちゃうんですよ。牛肉として。

 

それでも、なんの文句も言わずに

草食っているのが

えらいなあ……と思ったんです。

なんか、自分の運命を受け入れている感じがして、

おまえ、本当にえらいなあ……って。

 

そんなわけで。

今日の思想の結論は、「牛はえらい」ということで

幕とさせて頂きます。

 

ちゃんちゃん

 

「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書)

「しがらみ」を科学する 高校生からの社会心理学入門

山岸俊男 著 ちくまプリマー文庫