[うちのバッチャ2] 02.サバの押し寿司

サバの押し寿司
 
しめサバの美味しい季節ですね。スーパーでしめサバを買ってきて、自宅で酢飯を作って押し寿司を作ってみたところ、「このサバの押し寿司は、皮をあぶるとよけいに美味しいのではなかろうか?」という思いが生まれました。
以前、お寿司屋さんでサーモンのお寿司を出され、突然そのサーモンを目の前でガスバーナーであぶられた経験から、しめサバもあぶってみたら相当に美味しいのではなかろうかという思いが募り、ホームセンターで念願のガスバーナーを購入するに至ったのでした。
晩ご飯時に、家族にサバをバーナーであぶるパフォーマンスを見せようと、子ども達の留守中に何度もバーナーの点火を練習して、いざ本番。テーブルの上で青い炎がバチバチと音を立ててサバの表面をあぶっていました。しめサバの押し寿司は、想像以上の美味しさでした。
「サバの脂がとろけて、あぶられて香ばしくなった表面とほんのりと甘酸っぱいサバの身が醤油と相まってもう、なんとも言えず美味しかったよ!」
あぶりしめサバの魅力を実家で力説していると、父が言いました。
「おまえ、家の中でバーナーでサバなんかあぶって、おばあちゃんは何も言わないのか?」
「うん」
母も言います。
「おばあちゃん、火を見て驚いたりしないの?」
「いやあ、バッチャは普通に見てたけど、子ども達が怖がって抱きついてきたね……」
きっとよそのバッチャは、夕飯の席で嫁がしめサバをガスバーナーであぶりだしたら、卒倒したりするのでしょう。バッチャが何も言わないのでつい、これで普通だと思っていました。
晩ご飯時に訪れる私の思いつきには、「七輪でサンマを焼きながら食べたい」というものもあり、何年か前に居間のテーブルの上に七輪を置いて、サンマを炭火であぶってたところ、もうもうと煙が室内に拡がり、煙が目にしみるばかりではなく、扇ぎ方が足りなかったせいかサンマが全然焼けないという事態に見舞われ、最終的にはサンマを七輪から下ろして、ガスで焼いて食べるという、意味のわからないことをしてしまったことがあります。
しかし、その翌日にはバッチャは私に「炭熾し器」というアイテムを与え、私の突発的な行動を助長してくれるのでした……。この嫁にして、この姑ありです。
怒ろうと思えば怒れる要素は無限にあるのですが、バッチャの中ではこの事態は、普通のこととして捉えられているのでしょう。
かつて、私が誤って居間のストーブの上にシーツを干してボヤを出してしまった時も、バッチャは燃えてるストーブとシーツを見つめながらこう語ったのでした。
「あの時はまんどろであった(明るかった)なあ~!」
それ以上のお咎めがなかったことを思いますと、しめサバをガスバーナーであぶったぐらいでは、バッチャが驚かないのは当たり前なのかもしれないです。
 

ついに出た! 青森県最強バッチャとドジな嫁が繰り広げるぶっ飛びエッセイ☆ 

マンガも6ページに増量

『うちのバッチャ2
 -88歳快進撃-』
 
山田スイッチ 著
山田スイッチ社 刊
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返信数:2

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  1. 手芸部nyoro より:

    いいなぁ♪
    バーナーがあるとクレームブリュレもクレームカタラーナも
    できるねぇ(*^^*)
    おうちで本格的デザート作れるなぁ。
    のんも試しに買っちゃおうかなぁ(笑)
    プリン大好き♪

  2. yamadaswitch より:

    ホーマックで売ってるYO~!(^▽^)/