昨日は師匠と舞踏家の雪雄子さん一家と一緒に、
秘湯の青荷温泉へ行ってきました!
本当に山深いところで、電気が通っておらず。
ランプの明かりで夜を過ごし、天の川を見てきました。
お盆土産に、お盆のコラムを
読売新聞青森県版 2008年8月9日に掲載されたものから転載したいと思います。
タイトルは盆・バケーションです。
どうぞよろしく。
数年前からお盆休みのことを「盆・バケーション」と呼んでいる私ですが。皆さんはお盆、いかがお過ごしの予定ですか?
先日の記事で、「無常を感じるお盆」というのを紹介したばかりなのですが。
私にはここ数年、お盆に必ずしていることが一つあるんです。
それは、「お盆にフランス料理を食べに行くこと。」
……無常から1000光年くらい、遠ざかってしまいましたね。
いや、待てよ。無常観……つまり、「人はいつか必ず死ぬ、形ある物はいずれ壊れる」
ということを感じながら、あえてフランス料理を食べるのも一つの手かもしれません。
だって、本当にフランス料理を食べる機会なんて、
年に一度しか訪れないんですもの!これを逃したら来年のお盆まで、
フランス料理は食べられないと思って臨まねばなりません。
そんな風にフランス料理とは縁遠い我が家では、三年前のお盆から、
育児によるストレス発散を目的に、地元のフランス料理店に、
年一回のペースで通うようになりました。
子供が生後4ヶ月の時分から……!
もう、お盆は地元の気さくなフランス料理の店・「カルティエ」で、
個室を取って授乳しながらフランス料理ですよ。
お盆帰省の同窓生(女子ばかり)と子育て談義しながら
フォアグラ食べちゃいますよ!そんな勢いなのに、そこであえて無常観……!
青森市文化会館で親鸞聖人の教えを説いていらっしゃる松本先生は、
大変面白い先生で。先日などはこんなお話をされていました。
「お経は死んだ人のごちそうだと思っているでしょう?」
「エエッ!まあ、確かに……喜ぶかなと。」
「もしそうだとしたら、お坊さんなんか呼ばないで、
仏壇の前でお経のカセットテープをエンドレスでかけていれば、
死んだ人はずっと喜ぶことになるでしょう?」
「そ、そんなバカな!」「そう。そんなバカなことする人いないでしょう?
お経っていうのは全て、生きてる人のために書かれたものなんですよ。
釈迦(ブッダ)は生きてる人にしか、お経を説かなかったんです。
お経は生き方を説いたものだから、死んだ人に向かって
「このように生きろ」って言っても意味がないでしょう?だけど、
死んだ人を「ご縁」として、生きてる私たちが、何故生きるかということを
考えるきっかけが、お盆の墓参りなんですよ。」
「はああ…。な、なるほどですね。」
そんなわけで。
今年もお盆の季節が近づいて参りました。お盆になったら墓参りをして、
午後になったら目指せ!フレンチ・レストラン。
ランチタイムなら、お気軽なお値段でコースを楽しむことができるはず!
そしておしゃべりのテーマはずっしりと重く、「何故生きるか?」
で決まりだと思ったのでした。
※ちなみにカルティエは、13日以外はお盆も休まず営業中です!
HPで確認してみよう!