
エコハンター第113回「この季節、大量に余るのはミカンの皮ではないでしょうか?」
この季節、大量に余るのはミカンの皮ではないでしょうか?
ミカンの皮のいいところは、香りによるリフレッシュ効果があるところです。今年、ミカンの皮をもっとたくさん利用したいと思った私は、ミカン風呂にチャレンジしました。
お風呂用に使うミカンは、食べる前に皮をよく洗ってワックス等を落とすようにします。
※無農薬ミカンはそのままで大丈夫です。
乾燥させたミカンの皮5個分を目の細かい洗濯用ネットに入れて、お風呂に投入!
お風呂にお湯をためる段階でミカンの皮を投入すると、お湯が満タンになる頃にはミカンの皮から薄緑の色が出て、入浴剤を入れたみたいな雰囲気になります。
ミカンの香りいっぱいのお風呂は冷え性の改善にも効果があります。
ミカン風呂の後は体がポカポカと温かいのです。
ミカンの皮にはクエン酸やビタミンCが豊富に含まれているので、美肌効果も期待できそうです。
しかし、「私は敏感肌です!」という人にはお勧めできません。
ミカンに含まれるリモネンという物質が肌をピリピリさせる可能性があるので、肌の弱い方や赤ちゃんは避けた方がいいかもしれません。
さらにソラレンという物質によってシミができる場合もあるので、お風呂あがりにはシャワーで顔と体を洗い流した方がいいなど、ミカン風呂はいろいろ面倒なことが多いのですが、それでもお勧めしたいほど良いお風呂なのです。
使ったミカンの皮は、わが家ではアルミトレーの上に載せてストーブの上で乾かしてから捨てています。
その時に香るミカンのアロマも大変すがすがしく、元気とやる気が湧いて来ます。
日本では冬至の日にゆず湯に入る風習がありますが、ゆず湯には、邪気払いの意味が込められていたそうです。
日本や中国では、冬至は太陽の力が一番弱まる日であり、この日を境に再び力がよみがえってくると考えられていました。そこで、冬至のことを陰が極まり再び陽にかえるという意味の「一陽来復」といい、この日にゆず湯に入って邪気を払うと、運も上昇するとされていました。
きっと昔の人はゆずの香りで気持ちが新たになることを知っていたのでしょうね。
参考 <暮らしの歳時記>
http://allabout.co.jp/gm/gc/220635/3/
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