エコハンター第18回「段ボール堆肥指南」

 
エコハンター第18回「段ボール堆肥指南」
 
昨年末から、わが家では家の中で生ゴミを堆肥に変える「段ボール堆肥」作りに取り組んでいます。
家の中で生ゴミ堆肥を以前やっていた時は、室温の問題と匂い対策のことをしょっちゅう考えていたのですが、今回は発想を変えて、いっそのこと温かい生活空間で生ゴミ堆肥を育ててみたらどうだろうか?
と思ったのです。
そう、暖かいケンさん(夫)の部屋で…。
 
生ゴミ堆肥が悪い匂いを出す時は、嫌気発酵が進んでいる時なのです。
そういう時は室温が低く、発酵がうまくいっていない場合が多いのです。
ならば、最初から暖かい部屋で空気をよく混ぜて、好気性の菌を育ててみたら、臭いも気にならないのではないでしょうか?
 
そう思って早速、腐葉土5㎏と米ぬか3㎏、籾殻くん炭とすのこを買ってきました。
すのこ……すのこはこの中で一番、大切です。
段ボール堆肥の、段ボールの下に敷くすのこですが、敷き忘れると段ボール堆肥の水分で床がダメになってしまうのです。
 
今回の生ゴミ堆肥作りでは、堆肥にすることよりも純粋に家の中で快適にゴミの量を減らすことに重点を置いて取り組みました。
 
臭いを極力出さないようにするため、堆肥にするのは野菜系の生ゴミだけに限定し、魚のアラなどは燃えるゴミに出すことにしました。野菜の90%は水分だと言います。
それを土中のバクテリアの発酵熱が蒸発させていくので、生ゴミを投入してもどんどん、水分が蒸発して乾いていきます。
 
あまりに乾きすぎると発酵がうまく進まなくなるので、時には水分を補給して土っぽさを出してあげます。
そして、毎日1度は底の方から撹拌してあげるとうまく発酵が進むようです。
冬の間は虫が発生することもないので、かえって効率がよいくらいです。
 
わが家で堆肥を作り始めてから1か月が経ちました。
段ボールから堆肥が溢れることもなく、着々と野菜の皮とお茶の出がらしが土に変わってきています。
 
やはり、気温の高いケンさんの部屋では、発酵がうまく進むようです。
部屋の中で土を育てている嫁のことを、夫は不思議に思っているのでした。
 
 
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