エコハンター第78回「洗濯機の蓋は開けておくべきなのか?」
洗濯機の蓋を、普段開けておくべきか閉めておくべきかで悩んだりしませんか?
お洗濯をしていない時、蓋を閉めておくと洗濯槽が乾かなくてカビの温床になりますが、
お姑さんが「まったくもう! 開けっ放しにして、だらしないったらありゃしないわ!」
と言うなら閉めておかざるを得ないですよね。
そういう時はもう、閉めちゃいましょうよ。わざわざカビのためにケンカする必要もないと思うんですよ。
その分、カビが生えたらカビを退治しちゃえばいいんですから。
先週お伝えした炭酸塩を使ったお洗濯方法を続けていると、一つ良いことが起こるんです。
なんと、カビが生えにくくなるんですのよ、奥様!
カビは温度が25度〜30度、湿度が80%以上で栄養分があるところによく育ちます。
しかも風通しが悪いとよく増えます。
洗剤に無機物である炭酸塩を使わうと、エサが少なくなって増えにくくなるんですね。
まあ、衣類の汚れもエサになるのでカビがなくなるとは言い切れませんが、無機物バンザイです。
先週、無機物である過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)も紹介しようと思ったのですが、
この酸素系漂白剤を使うには一度洗濯槽のカビ取りをしないと、
お洗濯の際にカビ汚れが取れて黒いつぶつぶが洗濯物に付着する場合があるという難点があるんです。
過炭酸ナトリウムはお洗濯に使うと、炭酸ソーダと酸素、水に分解されるので、
バクテリアによる生分解の必要がなく、環境にもあまり負荷をかけないという特徴があります。
普通の粉末洗剤や粉石けんを使っていると、どうしても増えてしまうのが洗濯槽のカビ汚れです。
洗剤や粉石けんの溶け残りはお肌にも良くないので、私はどちらかというと液体のものをお勧めしています。
これからの季節はカビも生えやすいので、
一度、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を使って洗濯槽のカビ退治をしてみてはいかがでしょうか?
使用方法は洗濯機の機種によって異なるので、
手に入れた酸素系漂白剤に書いてある説明書きをよく読んで、ご使用ください。
洗濯槽をきれいにして、これからのカビの季節を乗り切っていきましょうね!
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