エコハンター第86回「ダニホテル」
梅雨時ですね。雨が降ってて何もできないと思うと憂鬱(ゆううつ)ですが、
この季節にこそやるべきことがあるのです。
それが6月のメーンイベント「ダニ退治」だと思うのです!
その昔、あまりのダニアレルギーに苦しんで、築40年の家を新築にした人のお話をテレビで見たことがあります。
これでもう安心…と新築の家で眠ると、夜、ダニアレルギーの発作が始まったそうです。
激しい呼吸困難に陥ったその人の布団には、ダニが1万匹も棲(す)んでいたそうです。
この人は家は新築しても、なぜか布団は新調しなかったようですね。
なんというか、敵の城を討ち落としたと思っていたら、
大将がまだ生きていて、寝首をかかれたような感じがします。
最初から布団をクリーニングに出していれば、こんなことにはならなかったでしょうに。
ダニは小さすぎて肉眼ではほとんど確認できないものですから、
敵の居場所を特定することが必要ですね。
この場合、その居場所は家ではなくて布団だったのですね。
ダニは大概、カーペットやベッド、布団、クッション、ぬいぐるみの中に棲んでいるものです。
ダニを退治する唯一の方法は、こまめに掃除をして、洗える物は洗ってしまうこと。
根絶やしにすることは無理でも、数を減らすことができます。
ダニは6月〜9月の高温多湿の時期が発生のピークと言いますから、
カーペットは一度外してクリーニングに出すなり、
外せない場合は念入りに掃除機をかけてみることをお薦めします。
そして、エコハンターが昨年から愛用しているのが、1個500円程度で買える「ダニ粘着シート」というものです。
その名も、「ダニホテル」。
ダニの大好きな匂いで誘い、取り込んで吸着させるため、ダニの糞(ふん)や死骸(しがい)があちこちに散らばらず、
一カ所に集まったところをポイッと捨てるだけというお手軽なものです。
効果のほどを試したところ、ちょうど有効期限の切れる3カ月を過ぎ、
4カ月めに入った時にダニにお尻を噛(か)まれました。
無傷だった3カ月間のことを思うと、どうやら効いているようです。
ダニのことをよく知って、うかつに家を買い換えずにいれば、エコなんじゃないかなあと思うのです。
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