無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2007/03/12 カテゴリー: ブログ。 タグ: タカコタテライブ タテタカコさんのライブ はコメントを受け付けていません

昨日の弘前は春の嵐で。
雪が吹雪のように舞い散る中、
ライブ会場である街中情報センターは 
いつのまにやらたくさんの
人が集まり、立ち見でいっぱいになっていました。

見れば、知ってる顔がたくさん。
なんだか心強くなります。

私の友達には
何の約束をしていなくても、
自分の好きなミュージシャンのライブに行けば
黙って会うことができる。
ということが、何年も前から実証済みです。笑

とくに、クラムボンのライブや矢野顕子さんの時は、
知り合いだらけになります。笑


Clammbon
LOVER ALBUM


矢野顕子
JAPANESE GIRL

吹雪の中、現れたタテタカコさんは、
「もう雪が見れなくなるかと思っていたので、嬉しいです。」
と、吹き付ける吹雪の弘前を歓迎してくれました。

彼女が、キーボードの前に座り、息を吸い込んで
その場の空気を、一点の高さに集める瞬間を見て、
そこから始まる彼女の歌を目の前で見て、
何かがスッと、そぎ落とされる感じがしました。

CDで聴いた時にも感じたもの。
真っ直ぐで、その歌を聴くこと以外、できなくするもの。
ごちゃごちゃとしたものが、一瞬でなくなる瞬間を見てしまった。
少し恐さを感じながら、ある一点の高さまで高められていく。

ところがどっこい、
抱きかかえていったうちの二歳児にはそういった繊細な空気というものが
通じないらしく、

突然に「ゲンコツ山のたぬきさん」を師匠が歌い出したので、
やむなく会場を出ました…。
そうね、ゲンコツ山ね…。師匠、上手。っていうか上手すぎるよ!
師匠、DJ オズマのマネ、うまくなったね~!

そういうわけで、このあとのライブのことは、
こちらのブログをご覧頂ければ、
その時の空気を感じていただけるかと思います。
koyomiさんは、私の表現できない微妙な感情を、
まるで歌うように優しく、確かに届けてくれる人です。

koyomiさんも、
歌の中にある、ある「痛さ」を感じ取っていて、
その痛さの中に私は、
とてつもなく人を救う何かがあると
思っていて。
koyomiさんと何かが通じ合ったような気がして
嬉しかったです。

恐らく、その痛みは誰の中にもある痛み。
それは人に見つからないように
厳重にしまっているものだから。
だから、その痛みや歓びを、素直にさらけ出す人に触れた時、
黙って涙が出るんじゃ、ないかな…。

ライブの後、タカコさんにCDにサインしてもらったら、
数日前に書いた私の記事を読んでいてくれて、感動。

本当に、タテタカコさんの歌が流れている間、
ラジカセの前で動けなくなってしまったんですよ と、
ご本人にお伝えできて 嬉しかったです。
どうしても胸に、響いてしまうんですよ…と。



タテタカコ, 村松晃
そら



タテタカコ
裏界線

ついこの間知ったばかりなのに、
いつのまにかこの人の歌が
本当に好きになっていました…。