昨日は、伊那かっぺいさんとFAXのやりとりをしていたのですが、
かっぺいさんの新刊「もっけのさいわい」の中に、
「この世の命日 あの世の誕生日」っていう、なんかすごいことがしゃんじゃらっと、
(簡単に)書いてあるページがあるんですね。
そういうこと、本当にしゃんじゃらっと書くんですよね。
かっぺいさんは、しっかりした妖精みたいな人です。
すっごくしっかりしているんだけど、瞬間瞬間を楽しんで遊んで生きている。
3年に一度、「北で南のコンサート」で一緒に司会をやらせて頂いているのですが、
あんなに落ち着いて、人を笑わせて、楽しんでいる人も見たことがないです。
それで、いつも思うのが、英雄叙事詩かっていうくらい美しい、
津軽弁の響きです。
「調子者奴(たふらんけ) バターさパン付けで喰てらもだ 嘘でも逆(あっぺ)
パンさバタ付けで喰ば(けば)良きゃ(えきゃ) 珈琲(こひ)さ砂糖(さど)でねぐ
砂糖さ珈琲入でる(へでる)様だ 調子者奴(たふらんけ)」
伊奈かっぺい「もっけのさいわい」(有)おふぃす・ぐうより
たふらんけ(お調子者)! って、久しぶりに聞いたでしょう?(笑)
ああ、たふらんけ、懐かしい。小学校の先生がしょっちゅう叫んでたあの言葉。
砂糖(さど)とか、珈琲(こひ)とか。
なんともいえず、あったかい、巣のような言葉なのです。