エコハンター第107回「冬に必要なのは、優しい夫よりもショウガなのではないでしょうか?」
風邪を引きやすい季節に頼りになるのは、優しい夫よりもショウガなのではないでしょうか?
だってショウガは体の中から温めてくれるんですもの。
体を温める成分は皮の近くに多く含まれるそうです。
ショウガは、生で食べるのと火を通して食べるのとでは、効能が全く違うんですって!
生ショウガに含まれるジンゲロールは強い殺菌力を持っています。
刺身の薬味にショウガを使えば、生臭さを消すだけでなく、殺菌効果による食中毒の予防も期待できますし、体の末端を温めるのにも効果的です。(末端に熱を送るので、身体深部の熱は下がると、身体深部の温度を計測したNHKの情報番組で放送されていました)
一方、加熱したショウガに多く含まれるショウガオールは、胃腸の壁を直接刺激して、血流を高め、身体深部の熱を作り出す働きがあるそうです。特にショウガオールを多く含む乾燥ショウガは「寒冷腹痛を止める」「中を温める」という薬効で古くから漢方薬に使われているそうです。
冷え性を改善する目的なら、生ショウガより乾燥したものの方が断然効果的なのですって。
こんな温め効果のあるショウガを毎日摂取したい……そう思ったエコハンターは、ショウガシロップを作ることにしました!
①まず、ショウガ200㌘の皮を薄くむいて3㍉ほどのスライスにし、きび砂糖200㌘をまぶして30分ほど放置します
②ショウガから水分が出てくるのでお鍋に移し、100ccの水とレモン汁大さじ3、好みでシナモンや八角、ローレルなどのスパイ スを加え火にかけます。沸騰したら弱火で約15〜20分煮詰めます
③カラメル化しないように火から離れず見守り、よく混ぜ、浮いてきたアクをすくいながらとろみがついたら完成。ショウガシロップのできあがりです!
シロップのままなめてよし、紅茶に入れてよし、シロップ漬けのスライスショウガを食べてよし。
気軽に風邪予防ができるはず!
余ったショウガの皮は乾燥させればショウガオールたっぷりの漢方として使えます。
紅茶と一緒に蒸らしてジンジャーティーにしても、中華風スープの味付けにしても。体が温まること間違いなしです!
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