二世帯同居のスイッチです。
二世帯のうちの一世帯は、
ダンナの祖父母のスイッチです。
おじいちゃんおばあちゃん、孫、孫の嫁、孫の息子(ひ孫)
という構成の山田家です。
その同居しているおばあちゃんが、なんと言いますか。
破天荒な性格をしていまして、
ケンさんに言わせると
『天を破るほど荒い』性格。
だそうです。
まあ確かに、破天荒ってそういう意味ですけどね。
おばあちゃん……通称バッチャは、恐らく自分が七十代だということに
気付いていません。
十代の気分のまま、八十間近まで生きてしまったので、
なんだか普通に流しの上とか、屋根の上に上がってしまうんです。
「おバッチャ!?」
「なーんも、なんもー。鍋取ってらんだー?」
って、平気でどこにでもひょいひょい上がります。
昨年は屋根の雪下ろしに、屋根の上に上がっているバッチャをみました。
ゲッツ板谷さんのおばあさまが、
生前よく、タイやら伊勢エビを庭に干してフリカケを作ってしまい、
そのふりかけがマジでドラム缶一杯分もあって
家の中には夏場は水族館の匂いが漂っている
というコラムを読んで、大爆笑していたのですが、
この家に嫁に来て、ハタと気付くと。
魚が……。
物干し竿に干してあるよ!!
あと大根が!
軒先に吊してあるよ……!
フ、フリカケ……!?
やはり年寄りというものは、
食品を外に干すものなのだろうか……。
最近、秋になったせいか、本当に軒先が野菜だらけです。
いや、野菜が干されてるのってすごく心が和むんだけど、
尾上町はどこもかしこも
大根だらけ。柿だらけ。
どこ行っても大根干してるし、
どこ行っても柿干しててビビりますだ。
大根を干してる風景。
眺めがいいです。
あと、天を破るほど荒い性格のバッチャは
カレーが辛いと砂糖を入れます。
辛くなくなるまで入れます。
結果。
「わい! 味、まね(悪い)の!」
と言って、甘ーくて、むごいものを作ってくれます……。
バッチャ……。
天を破るほど荒い性格……気分はまだまだ十代です。