苦しみ と ありがたみ

ここ二週間ほど、毎晩子どもがかゆがってぐずるので手を冷やしたりだましたりおんぶで徘徊したりして寝不足気味だったのですが。なんだか今日は、それでオーケーという気分が訪れました。
私の好きな言葉は、
人生は苦しみの連続である。それを諦め、受け入れた先に救いがある。

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というブッダの言葉なのですが。最近までブッダの思想の本を読みふけってナルホド~とか言ってたけど、ブッダの弟子達は瞑想するとき静かな樹の下でそれをするそうじゃないですか。

それで悟りを開くらしいじゃないですか。

それを読んだら頭に来て、『そんな所でだったら誰だって悟り開けるわよー!!』と憤ってた次第です。

コッチは子供に一日中振り回されて、めちゃくちゃうるさい中で意味わかんなくなってしかも寝不足だし、そんな状況で生きてるっつうのに、静かな樹の下にいるヤツが人生悟ったとか、思うなよな!
って。メチャクチャ頭に来てたんでした。
『結局薬局、自分で選んで瞑想とかしてるくせによ~!』

って、その瞬間。ハッ、自分で選んで!?

……脳内思いっきりタイムスリップ。そういえば、子供を産むというのは自分で選んで決めたことだった……!

そう思って今晩も痒がる息子のお手てを冷やしていたら、ふいにこの苦しみは自分で求めていた苦しみだと思えてきたので、忘れずにメモしている最中なのですよ。

実をいうと私の現在のコンプレックスは、たいして人生経験を積んでいないところにあり、それなのに本を出してしまったことにあり、お笑い芸人の麒麟の人が中学生でホームレスをやっていたということに憧れを抱くくらいひどい目に遭いたいくせに、実際に襲って来る当面の地味な不幸には、ありがたみを見いだせないというのが、不幸の受け入れ体制の甘さではないかと思うのですよ。

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幸も不幸も、ビッグじゃなくていいんやね!というところにようやく至ったわけです。

私はよく、一億稼げたらめっちゃメセナに取り組むのになあ。といった夢想メセナを抱えているのですが、ちゃんとした人は十円持っていても人の役に立てるのでしょうね。

とりあえずは息子の痒がりに全力投球。息子メセナにがんばります