昨日、ふと気付いた舞踏家・雪雄子さんと私の関係。
雪さんは、茂木健一郎さんの言葉を借りれば、
「偶有性の海」だ。
彼女と関わることは、「偶有性の海に飛び込む」こと。
その海は足がとどかないぐらい深くて、溺れて死ぬかもしれない。
そういう海なのに、潜ると底に見たこともないような恐ろしく美しいものが眠っている。
もう、毎日平穏に暮らしたいし、子供もいるし。あんな思いまでして、見たくないよ……とも思う。
なのにまた飛び込んでしまう。私が、ダイビングに慣れればいいんだけどなあ……。しかし、何が起こるかわからないことを、彼女はいつも
生み出し続ける。恐ろしい、海ほどの魅力を
彼女はたくさん持っている。