中場 利一
シックスポケッツ・チルドレン
こんないい本ない。
関西弁はほんまのことしかいわれへん言語だと思う。
この本読んでると頭ん中が小学生に戻ってしまう。
いつかゆっくり書評を書きたい。
昔の子供はもっとたくましかったという話ではない。
やっぱりいつの時代も金持ちの家の子がいて、貧乏人の子供がいて、
虐待を受けてる子供がいて、息子がいじめられても
相手の親には抗議もできない親がいて。
今のいじめは酷いというけど、昔もなんら変わらんもんだった。
ただ、そこへ関わる人間が
ほんまもんのことをできたかどうかなんだ。
たった、一章でも読んでもらえたら、その物語の持つ先の読めない
有意義なスリルと関西弁のほんまのことしか話さない面白さと
ほんまもんの生き様に、頭がひたひた、ひたされるだろう。
ほんま、泣いたり笑ったり。エラいことしてくれるハナシやわ…。