大感謝祭としての私の占い大会は、
いつも急に始まるので来れない人や、せっかく来ていただいたのに
混み合っていて、あるいは私の突然の都合で占えなかったりすることもあって。
お詫びとお礼として、何らかの感謝の方法があるのではないか…？と考えたところ、
占わなくても生きていける方法が伝授できれば、
一番いいなと考えつきました！！
占いは、その人の状態を言葉にする方法なので。
自分の状態がよくわかっている人には必要のないものであります。
そのせいなのか何なのか、
私の時折開く占い大会に来て下さるお客様は、
95％が女性です。
女性の脳と男性の脳が違うということは、
よく本の題材にもなっていますが。
地図が読めない脳の持ち主である女性が、
自分の曖昧な気持ちや状態を、
言葉に置き換えるだなんて。本当に難しいことだと思うのです。
エジプトカードの良いところは、
本当にわかりやすく、今どうしたらいいかを言葉にして教えてくれるところです。
動くべき時なのか、黙して見つめることが必要な時期なのか。
自分に厳しくするべき時か、思った通りに行動すべき時なのか。
こういったことを、
私たちは占いがない場合。何を頼りに決めていくかというと、
自分の勘を頼りに決めていくんですね。
そうなんですけど、
占い大会に来られる方には二種類あって、
「自分の勘を確かめに来て、確認して帰るタイプ」と、
「本当に自分の勘を信じられなくて、自分が一体何をしたいのかを教えてもらいたいタイプ」の
二種類に分かれます。
大概の場合、前者の方が出すカードはとても穏やかで、落ち着いています。
悪いカードが出ていたとしても、落ち着いてそれを受け入れ、納得してくれます。
後者の場合。
その場合、大概の目指してきたものが裏切られていたり、
状況が変わったことで不安定になったりという人が多いです。
あと、どちらにも共通して言えることですが、
時期というものが非常に重要になってきますよね。
どのタイミングで動くか。
しかし、それすらも感覚を研ぎ澄ませば、勘としてわかるはずなのですが。
私の場合、
高校時代は非常に不安定な気持ちでいましたし、
友達も少なかったし、勉強はさっぱりわからなかったし。
教室にいる人たち（というかクラスメート）が、何を考えているかわからない…
といった、疑心暗鬼に囚われていました。
自分の置かれている状況の「根本」が わからない最優秀賞が、
高校時代でした。
信じられるのはロックと読書と映画くらい。
しかし、今思うにそれならば「ロックと読書と映画」だけ
信じて問題はなかったのですね。
今、思うに。
信じられないものには発展性がないと思うのです。
勉強の仕方においても、もうどこからがわからないのかわからずに
周りの優秀な人だけ先に行くものですから。
三年間、おいてけぼりを食ったような感じでした。
進学校だったので落ちこぼれを拾おうなんて先生も
いませんでしたし。
思うにあれは、私の進学ミスでした。
勉強を受け入れる体制ができていなかったのですね。
学校には、三十歳過ぎてから通えれば良かったなあと思います。
だけど、そんな頭の中にも思いつくもの。
それは、いずれあなたがやらねばならないことなのかもしれません。
思いついてしまうことというのは、
既にビジョンが見えているものですよね。
「あ、ビジョンが見えてもうた……」
って。
見えてしまったら、とりあえず。
それを言葉に出して言ってみたり、紙に書いて貼っておいたりすると
それが現実になったりします。
また、思いついた出来事がうまくいかない場合もありますが、
思い通りにいかないことの中に、常に考えることを
やめずにいると、何かしらの答えが見つかってくると思うのです。
それは、これからのあなたの人生において、非常に重要な意味を持つものです。
全ては必要があって起こっているので、
うまくいくことも、うまくいかないことも、重要なことなのです。
あとは、「火のカード」を出す人に多く見られるのは、
捨てたい物を捨てられずにいることで、
人生が後ろに引っ張られている人。
意外と多くいます。
占いに来る多くの人は、この問題でやって来ます。
火のカードの意味は、「事態をよりよい方向に導くには、今あるものを
焼き捨てること。火は全てを清め、純化してくれます」
というものです。
過去のことは過去のことに、早く忘れて新しい出発を。
エジプトカード占いには、「自己訓練」「自分に厳しくすることで社会的地位が上がる」
ことを表すカードがあるのですが。
このカードの意味を読み解くのはとても難解です。
何が、その人にとって「自分に甘い」ことなのか。
それを見抜けずにいるとアドバイスを誤るからです。
例えば、元から自分にも他人にも厳しい人にとって、
「自分に厳しく」のカードは、「他人にも自分にも優しく」という
意味を持ちます。そうすることがその人にとって、厳しいことだからです。
恋愛において、火のカードを出す人は、大概が過去に忘れたい人を
どうしても忘れずにいて、過去を燃やしたいと思っている人ですが。
忘れたいのに「自分に厳しく」のカードを出す人は、
どうやら。その相手に対してなんらかの責任が発生している場合があります。
そういうときは、縁をいきなり切ってしまうのではなく、
自分の中できちんとしたルールを設け、
「線引きをする」ことが重要になります。
少しずつ線を引いていくこと。ダラダラしないこと。
自分にとってどういう状況が甘いのかを判断すると、自然に答えが見つかったりもするのです。
そして最後に、どこに行けばいいのかというと。
それは水のカードが教えてくれます。
水のように素直な気持ちになって、物事に接してください。
状況は刻一刻と変化していきます。
その変化に惑わないためには、
つねに、その変化の一つずつに、素直に。
透明な水のように素直な気持ちで、状況に対応していけばいいのです。
頭の中に、とても清らかな水の流れを思い浮かべて、
その水が自分の中にあることを感じて下さい。
その水のように、状況に対して。
素直に、素直に、対応していくと。
物事はきれいな方へと流れていくはずなのです。
スイッチ