昨日、7月27日の読売新聞青森県版を読んでいたら
三村知事が使用済み核燃料の受け入れ拒否を表明していて、
それは、青森県が核のゴミ捨て場にならないために
国を牽制しているからなんだそうです。
もしも青森県が使用済み核燃料の受け入れを拒否すれば、
2024年で各原発は使用済み核燃料を保存する「場所がなくて」、
置き場所のために原発は回せなくなる・・・つまり、
止まるということが、
普通に新聞に書いてあってびっくりした。
青森県内では、再処理工場が動いてないこととか
アクティブ試験で失敗したとか水が漏れたとか
たまにニュースになるんだけど、
再処理工場動かない=使用済み核燃料のリサイクルできない
で、
いずれ原子力発電所がゴミの置き場に困って止まる
ということが
なんとなくわかるんだけど、
案外と県外の人とか、再処理工場が動いていないことを
知らないんだよね。
一兆円か二兆円かけてできた再処理工場だけど、
2007年に稼働する予定が2012年になっても動いていなんだよね。
それで、エネルギー政策の見直しとか言って、
まあ、それは「どうがんばっても動かないからあきらめましょう」って
話なんだけど。
そうなると、実質核のゴミというか使用済み核燃料はリサイクルできないゴミだから
青森に来ちゃうと恐らく、最終処分場ができあがるまでずっと
青森に置きっぱなしってことになるだろうし、
その最終処分場ってのも場所が決まってないし(高知県に作るって話が一度出たけど
反対運動で消えた)
それを作るのに100年かかるので、(なにせ地下300メートルの巨大施設なんで…)
「受け入れますよー」なんて言っちゃったら
この先100年は確実に青森県に核のゴミ山積みになっちゃうから
そこは、三村知事には拒否で通してもらいたいし、
三村さんはその辺よくわかっていて拒否で通してくれているんだろうから
このまま拒否っていれば確実に、2024年。
あと12年後には原発止まるよね。
廃炉のことも考えると今ある原発もそう先は長くないだろうし、
また廃炉に数十年とたくさんのお金がかかるのだろうし、
新しい原発建てても結局ゴミの捨て場所がないわけだから
一生懸命反対して、争わなくても
待っていれば、原発は確実に、
止まると思うよ。
それで、止まった時に後悔してもしようがないから
止まった頃にはもう代替エネルギーでなんとかできてるぐらいにしておきたいと
思うわけです。
(そうはいってもけっこう時間がないけど)
3・11の前まで日本の電力の割合って
火力6:原子力3:自然エネルギー1
で作られていたんだけど
6割だった火力を間伐材をそのまま燃やすとか新しい政策を取り入れて8割までに増やして
自然エネルギーもがんばってどうにかもう1割増やすとか、
それが無理なら省エネ商品の開発を続ければ、
原発止まるんじゃないかなあ。
後始末は大変だけど、もうそろそろ後始末と今後の展開のことを
考えてもいい頃じゃないかしら。
それにそういうことを考えられる人や政党に出てきてもらいたいし、
2024年でゴミがいっぱいになっちゃうことをみんなが知ってから今後のことを
考えてみてもいいと思うし、
とにかく未来のビジョンを
作るべき時に来てるよね。
内閣府のパブリックコメント、面倒だけど書いてみようかなと思うよ-。
以下、内閣府国家戦略室の
パブリックコメント受付の全文です。
暇な人は読んでね!
「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する 御意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf