母校の弘前南高校が、創立50周年を迎えました。
第一回生の伊奈かっぺいさんから、五十回生までの南高校に寄せたエッセイが掲載されています。これを読んでいると、世界中に南校生は散らばっているんだなあと思います。中でも驚いたのが、南校から南極の観測隊になった先輩がいること。南校から南極って、そこまで南にこだわった人はいないでしょう??
エッセイでは南極での暮らしぶりが綴られていて、興味深いです。なんか、スウェーデンに行った人もいたなあ。スウェーデンで暮していると、ただのおじいちゃんでもオシャレなおじいちゃんになっちゃうから得だなあと思いました。
陸奥新報社でお世話になっている鈴木さんも南校の先輩で、私のエッセイは笑えるほど鈴木さんのに被ってました。(笑)
やっぱり、南高校といえば自転車通学。そして苦しい青春時代じゃないですか! それを鈴木さんは大殺界か? と書かれてましたが、私はホルモンバランスのせいかと。(笑)
お互いに、「何かとんでもない力が働いている……」と感じているのが面白かったです。
伊奈かっぺいさんの直筆のメッセージも掲載されていますので、ご機会があったらお手にとってご覧ください。 それでは、私からの南高校へのメッセージを転載させていただきます☆
我が母校、日本の北京へ
山田スイッチ
私が南校に通っていた当時、南校は「日本の北京」と呼ばれるほど
自転車通学者の多い学校でした。
今でも皆さんはチャリで峠を攻めているのでしょうか?
弘前南高校出身コラムニスト、山田スイッチです。
南高校に通って良かったことは、例の自転車通学によって
筋肉がたくさんついたことです。筋肉以外に良かったことはそんなにない
のですが、そもそも高校時代というものは、ヒトの思春期に当たります。
脳から出るホルモンの量が急に増え、精神的にも肉体的にも
非常に不安定な時期なので、大学受験や職場の人間関係
(あ、クラスの人間関係か)に悩まされたり、お父さんの匂いが急に嫌いになったり、母親にだめ出しをしたくなったり、なんか鬱っぽくなったり、異性が気になって勉強が身につかなくなったりするなどの混乱状態に陥っていませんか?
思春期とは大体、小学4年生から高校卒業までの期間のことを言いますから、
現役高校生の皆様方はジャスト思春期に当たるのです。
それでも皆さん、安心して下さい。思春期は大変で普通なのです。
全員が全員、混乱しているのです。だから、大丈夫なのです。
南高校にはそのように、カオスのような精神状態を
笑いでごまかす素晴らしい文化がありました。
今でも新入生歓迎会には、半裸のラグビー部員が体中に油を塗ってあの名曲「ラ・バンバ」を歌っているのでしょうか?
南高校への感謝の気持ちは、卒業して十数年経って「北で南のコンサート」に出演する先輩達、後輩達に出会ってから湧いてきました。
人に気遣いをし、優しく笑える素晴らしい人たちだと素直に思えたのは、
ようやく自分があの辛い思春期から抜け出せたからかもしれません。
高校生の皆さん、高校時代は辛くて普通です。その辛くて普通の毎日を、うまいこと笑いでごまかしながら進んでいって下さいね。
山田スイッチからのお願いでした。
市内で最も新しい高校だった南高校も早50年なんですね。
あ、ワタクシ28回生であります(年がバレるねww)。
あの緩く長く続く坂道を、毎日自転車で上っていました。
でもきっと、自転車競技の道に行った人はいないのではないでしょうか。
だって飽きちゃうもんね。
市街地からちょっと離れたあの学校は、生徒同士・生徒と先生の絆を深くし、独特の青春時代と感性を育てていると、今でも思います。
おめでとう!弘前南高校!!
♪北~の果て~♪垂氷は消~え~て~…♪
ま、ままのわさん!
先輩だったんですね!
私、30回生ですもの~!(年がばれる!)
速くも50年。本当に独特な学校でした。
校歌、なつかしいです☆