無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2011/09/18 カテゴリー: ストーンサークルをつくろう!。 タグ: 思いつき 思いつきについて はコメントを受け付けていません

「思いつき」と「気のせい」に関しては、

相当考察をめぐらせてきたスイッチですが。

(雑誌で「月刊 気のせい」という連載もしたことがあるくらい)


今日、思いつきに関してなんらかの

答えっぽさを得たのでここに

書いてみようかと思います。


今年、縄文のイベントを青森県から委託されていた私は、

ギリギリまで何も思いつけずにいて、

今年は他団体に任せて、縄文はやらずにおこうと

思っていたんですね。


ところが、ギリギリになって思いついてしまったんです。

「そうだ、外ヶ浜町にストーンサークルを建てよう!!」って。


何故思いついてしまったのかはわからないのですが、

震災の後、いろいろなことを考えていて

結局最後は、石しか残らないと思ったんですね。


本もいつかは風化してしまう。

ウェブも電気がなくなれば意味がなくなる。

そうなった時に、何が残るのか。

それは、石しかないと思ったんです。


そう思った時に、突然に石に関する情報が私の元に集まってきまして。

たとえば、ストーンサークルに使われている石には石英成分の多いものが

多数使われており、

石英はライターの着火に使われるほど、電気を発する石として有名で、

その石を環状に置くことによって

その中の電磁波の値が高くなり、ストーンサークル内の

エネルギーはより高密度になるのだとか。


(参考 青森県音楽資料保存協会 事務局日記 製鉄の響き より)

もっと詳しく知りたい方は、http://www7a.biglobe.ne.jp/~amusic/un0504-2.html#n525
をどうぞ!


そうなってくると、ストーンサークルというものは

何か特別な意味を持って4000年前に作られたものに

思えてきまして。

縄文人も、ただ石を並べたわけではないと思ったんです。


何かの意図を持って、そこに巨大な装置としての

ストーンサークルを作った。

しかも、時代が4000年前から3000年前に集中していて、

その時代に何が起こったのか。


高まった電磁場に身を置いて、何を思ったのか。

その土地のエネルギーを高密度なものにして、

そこで何をしたのか。何を祈ったのか。


冬至の日に太陽が上る方角を、何故意識したのか。

冬至の日を境に、日はだんだんと長くなる。

そこに春の息吹を感じるように、

ストーンサークルは、再生を願った巨大な装置なのか?


そうだ、ストーンサークルを建てよう。


そう思った瞬間に、いろいろなものが動き始めました。


長野県での、ストーンサークルを創るアーティスト・杉原信幸
さんとの

出会い。そして、彼の建てた竪穴住居内の神々しいストーンサークル。

わっぱら遺跡の素朴な日時計状ストーンサークルと、

そこへ無意識に寝転がる、山形淑華さんとの再会。


あまりにも、すべてが仕組まれていたように思えました。


杉原さんの建てた竪穴式住居の中には、

ストーンサークルがあり、

中心になる神様の石が、円の外にあることに

私はすごく、興奮していました。


普通、ストーンサークルの中心の石は、

円の中にあります。

だけど、そこではその位置にいるのが

当たり前のように神々しく、

石は神様のように円の外の、ちょうど竪穴住居の上に空いた穴から、

天上の光が届く場所にいて、特別に輝いていたのでした。


青森県に滞在制作でストーンサークルを創ってもらいたいことを

杉原さんに言うと、


彼は9月23日には青森に入り、9月26日から10月9日までの約2週間

本格的にストーンサークルを創ってくれることを約束してくれました。



10月9日はストーンサークルの完成を祝う

ストーンサークル祝祭が開かれます。

※詳細は数日後にアップします!



ストーンサークルを創るために、

青森県職員のTさんや、外ヶ浜町教育委員会のKさんが

河川事業の方々にきちんとした書類を作って提出してくれたり、

蟹田川の漁業権のことなどをクリアーするため

ご尽力下さいました。

もう、こうなってくると、

本当は自分が思いついてストーンサークルを作ろうとしているのではなくて、

何かがその場所に、旧蟹田町立大山小学校のグラウンド(現・大山ふるさと資料館前)に

ストーンサークルを建てたくて、私に思いつかせているように思えて

仕方がなくなってきます。

そして、偶然のように舞踏家の雪 雄子さんの予定が空いていて、

ストーンサークルの完成の日には、踊っていただけるようになったのです。

3年前、私が思いつきで家の畑に、竪穴式住居を建てた時。

彼女が踊る前は竪穴式住居はただの建造物でした。

ですが、完成式に彼女に踊ってもらった後、

中に入ると、何かとても静かな気配に満ちていて、

何かがそこに宿ったような気がしたのです。

気のせいなんですけどね。

でも、思いつきと気のせいだけが、

私たち人間に与えられた、神様との連絡ツールであると

私は思うんです。


だって、気のせいかもしれないのに人は好きになった人と

関係を持ったり、結婚をしたりするでしょう?

それほどまでに、気のせいは偉大なのであります。

気のせいで子供までできちゃうんだから。

人一人産めちゃうわけですから。

思いつきと気のせいで動くことって、

少しこわいと思う人もいると思うんです。

それは、取り返しのつかないことになるのを恐れるからです。

だけども、

人生なんて元から取り返しの

つかないものなのですから、

取り返そうと思わない限り、

どんな「取り返しのつかなさ」も、

ちっぽけに感じるはず。


今年は、ストーンサークルを建てよう!

皆さんも「そうだ、建てるの手伝おう」なんて思いつかれたら、

ぜひぜひ、遊びにいらしていただけるとうれしいのです。

ストーンサークル制作日記、

9月26日から始めます!

どうぞよろしくお願い致します!

山田スイッチ(^-^)p