無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2006/01/01 カテゴリー: ブログ。 タグ: 報告新春経過 新春・皿割り経過報告。 はコメントを受け付けていません

謹賀新年。
明けましておめでとうございます!

年末。全くもって更新しない『言い得て妙』の主が一体何をしてたかと言うとですね……。

大掃除とお寺参りと忘年会に明け暮れつつも、ずっっと、皿割り大会の準備を進めていたんですね……。
 
 
 
 
限定七十名のイベントなのに誤って八十名に案内を送ってみたり。(さくっと過労で腰に来ました。)
ホーマックで石盤を買ってきてそれに皿をぶつけて割ってみたり。(in 山田家車庫。ここの嫁はキチガイだと思われたらどうしよう……。)

そんな年末を送っていたのですよ!
 
なんでそんなに皿割り大会にこだわるのかというと、

ちょっと話は遡るのですが。皆さん「盛り塩」ってしてますか?

師匠ママはよからぬことが起こるようになると、気分で部屋に塩を盛ります。

しかし、その盛り方は本当に適当なんで、魔よけのつもりが逆に「カモン!魔!」

って感じになってたら困るので、ネットで調べて盛り塩をすることにしました。

そうしたらですね、まず盛り方が部屋の四方に盛るとか

東西南北を考えなきゃいけないとかで、

すっげ面倒くさいんですよ。そんで、

「盛り塩の取り替え方」にこう書いてあったんですよ。

盛り塩の皿は、割って新しいのに取り替える。

そういうわけなんで、
「ふーん。割って取り替えるのか~。」と、
何の気ナシに窓から皿を投げ捨てたパッカーン!って皿が割れて、

もの凄い気分が良かったのす!

 前に「ストレス発散」とか書いたけどあれはストレス発散なんてもんじゃないね。

なんか「解き放たれる!」よな感覚っすよ。
 
 
そ~うい~うわけで、
この間テレビを見てたらですね、NHKの縄文特集で、
「縄文人は祭式に使う皿をわざわざ作って割っていた」とおっしゃってたのですよ。

マジでえ!?
 スピリットは縄文人と一緒!? つーか、皿割りたい気分って、何!?
  
 
まあ、とにかく皿割り大会だ……。そう思って大学教授のSさんに

皿割り大会の案内を手渡すとSさんが言ったのでした。
「これは……かわらけ割りじゃないですか!」
「か…かわらけ割り!?」
「京都で毎年やってるんですよ。素焼きの皿を割る厄落としの神事です。」
「そうなんですか!?」
かわらけ割りで調べたらこんな興味深い記事も出てきました。

お正月だしゆっくり読んでみたいです。

http://f1.aaa.livedoor.jp/~megalith/himuro1motoise.html

そして年末。この忙しい時に、皿割り大会のことで頭がいっぱいだった私はRABの工藤さんにぽろっと皿割りのことを話すと、彼女はさらりとこう言った。
「それだったら、クレイ射撃の皿を使えばいいよ!

それなら土に還る素材でできてるし環境にもやさしいよ!」
「クレイ射撃?」
「競技用の……鉄砲で皿を割る競技なんだけどね。

鉄砲屋に行けば売ってるのよ。その皿。アタシ持ってるから今度あげるわ!」

(なんでそんなもの持ってるんですか!?)

かわらけ割り……クレイ射撃……。
皿を割りたいというのはなんか、本能で持ってる何かなのか?? そんで、頂きました。クレイ射撃の皿!
オレンジ色で、めっちゃ可愛い!

クレイ射撃の皿

こ、これを割るのか……。

つーか、クレイ射撃の競技の人は、コイツを鉄砲でバンバン撃ってるのか……。

年末。年越す準備も半端に、何を皿なんか割ってるんでしょうね……!?

私ってヤツは……。
そんで、割ってみました。例の買ってきた石盤にぶつけて。雪の上で。そしたら……!

かきょん。

「……かきょん!?」

ばこっばこばこばこ………。
(クレイの皿が飛び散る音)

なんじゃそりゃーーーーーー!?

そうか! クレイと言えば粘土! 

粘土の皿じゃ割れても音はその程度か!! 

やはり素焼きだ! 正式なかわらけ割りは、素焼きなんだ!

そういうわけで師匠ママはホーマックに行き、素焼きの……鉢を五個買って帰ってきました。
「これで、これでいい音が鳴れば素焼き鉢はお値段も手頃だしよく割れるだろう……。
ヒュッ!

ぱきょん!

「ぱきょんだあああああ!?????」
やはりダメだ! 陶磁器じゃなきゃ! 上薬を塗って焼いたものでなければ

ガチャーン!とかガシャーン!とかそういう音は出ないのよ!

そして、師匠ママは割りたい皿に、心当たりの一枚があった……。それは、この山田家で代々使われてきたと思われる、「なんか、こ汚い皿。」……この皿に料理を盛ると微妙に貧しく、美味しくなさそうに見えるという曰わく付きの皿……。それだというのにこの家では皿は多少欠けても、形のあるうちは何度も何度も食卓に上がってきて、いけてない空気を醸し出し続けていたのだ。

「憎い! この皿が憎い!」

そういうわけで次号はこの皿を、割ります……!
師匠ママは果たしてこの皿を割れるのか!?
それともやっぱり割れないのか……!? 皿の運命はいかに!? 

         to be continued・・・
         
 そんなこんなで今年もよろしく……ッス!