無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2012/07/20 カテゴリー: ブログ 旅から帰って来ました。 への4件のコメント

今回の旅ではランディさんの手作りご飯を頂いて、

一緒にビーズのアクセサリーを作って、焼き鳥屋さんでレバー食べて、

いろいろ考えました。

考えたり、のんびりしたり、ご飯が美味しかったり。

でもそうしているとずいぶん、自分の中が整頓されてくるみたいで。

やらなきゃいけないこととか、

ランディさんに会うといろいろ見えてくるんです。

見えたらもう、やるだけだから

案外と楽。

今年からちゃんと、本を出そう。師匠が生まれてマペ次郎が生まれて7年、

ずっと走り回っているような7年でしたが、

少し落ち着いて、ちゃんと自分の仕事に

取り組んでみようと思います。

自分のことをやるのは苦痛ですが、

自分のことは自分しか面倒見てくれないのですもの。

たぶん、私は人の応援ならすごくがんばれる人間なんです。

だけど自分を応援するのは一番つらくて、一番しんどいことです。

しかもがんばっちゃうと老荘思想から遠ざかるような気もして

避けてたんでしょうね。

なんてったって老荘は「役に立つ木は切られる」っていう思想ですから。

 

山にこもって、静かにこの世の動きを眺めて世の中にはできるだけ

影響を与えないように生きたいといつの間にか、思っていたみたいなのです。

老荘をやると、現実の評価からは遠ざかって生きたいと願うようになります。

何ものにも囚われずに生き、自由な精神の逍遥を楽しむのが荘子という人です。

「北冥に混(こん)という魚がいる。頭から尾まで何千里とある

はかりしれない大きさだ。この混が変身すると、鵬という鳥になる。

何千里ともしれぬ胴体、翼をひろげて飛び立てば、

空は黒雲に覆われる。

風が吹き、海の荒れる季節に、鵬は南冥目指して飛び立つ。

翼は海面三千里を打ち付けて飛びたち、風に乗って九万里の高さに舞いあがる。

そして六ヶ月の間、休むことなく飛び続ける。

地上には陽炎が立ち、塵埃が舞い、生物の息がこもる。

だが空は青一色である。

九万里の上空を飛ぶ鵬の目には、地上も青一色と映る。」

※ 混は、魚へんに昆で「こん」なのですが、適応する文字がありませんでした。

(講談社α文庫 「マンガ老荘の思想」 より)

 

 

それでも現代版の老荘思想を自分が作りたいのなら、

本は出した方がいいのだろうと思います。

 

本でなくてもウェブでもいいから、今、自分のパソコンの中にしか入っていない情報を

お手に取りやすい形でお客様のお手元に届けること。

なんなら同人誌だっていいわけです。

とりあえず今年、私の好きな内容の200枚の原稿ができたので

それを本にするまでイベントをやらないように

気をつけます。

気をつけないとイベントやっちゃうから。

イベントやったら本が出せないから。

相当、気をつけているんです。

今年は保育園の夏祭りやっちゃったから、後はもう、極力やらない方向でいこうと思います。

 

皆様も、ブログに私がイベントをやろうとしているのを見かけたら、

「こら、本はどうなったんだ!」と、叱ってやってくださいね。

 

スイッチより

 

おすすめ老荘思想。

 

マンガ 老荘の思想 (講談社プラスアルファ文庫)

4件のコメント

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おかえりなさい。
老子は小さい頃読んでた記憶があります。
いかに自然に生きるかみたいな思想でしたっけ?

そうそう。

無為自然です。

なにもしない、自然に生きる。

老子、世間に影響を与えない様に生きるってゆう
思想自体がもう世間に影響を与えるくらいに広まっちゃってる
ってゆう時点で、ね。。笑
生きてたら何かしらの影響はあるんですよね。
人間ておもしろい!!!

おかえりなさい。
わたしまだ、山田さんの本、実は読んだ事が無くて
今年はいっぱい読む年にしようと
ふと、思いました。

読みたい〜。

生きてたら何かしらの影響があるって、
面白いことですね。

そうか~。
本って面白いですよね。

うちの子供は原ゆたかさんの「かいけつゾロリ」シリーズが大好きで
読むと人の声とか聞こえないみたいです。

本はいいよね~