無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2011/01/29 カテゴリー: ブログ 雪さんと私 はコメントを受け付けていません

いよいよ、来週雪さんとのトークショーがやって来る。

実をいうと、2人で人前でトークをするのは、初めてなのだ。


最初のうち、雪さんという複雑で、宇宙とのつながりを日常から

無意識のうちにしっかりと感じて存在している人のことを、

私は、人にわかりやすく紹介しようとしていた。


だけど、雪さんと話をしていると、

いつの間にか意識がどこか、生まれたばかりの幼い記憶の中や、

自分が存在しているこの地面と、そのはるかに上空にある宇宙との間に

まで拡がってしまって、その中心に雪さんはいて。

こんなに複雑で、すべてのものが混沌としてこの場にあることを

身体1つで体現している彼女の世界を。

私のわかりやすい言葉でくくることは、できないと思った


参加してくださる皆さまにも、

一つ、自分の身体の中にある世界が

こんなに深いものと繋がっているんだということを

知るきっかけにしてもらえたら……と思っている。


なにぶん、初めての試みなので、

うまくいくかどうかはわからないけども。

だけど、先週、鳴海要記念陶房館で踊った雪さんは、

本当に生まれてきたばかりの赤ちゃんに見えて。


その後、夕焼けを眺めながら過ごした少女時代の情景が浮かんで、

雪さんはたったの9歳ぐらいにしか見えなくて。

最後、大音量のレイ・チャールズで舞踏を踊った雪さんは、

本当に、無我夢中で格好良かった。

60歳になったら、もう一度赤ん坊になって

生まれてこれるよ

ううん。人なんていつでも、赤ん坊になって生まれてこれるのよ。


そんなメッセージを、もらった気がした。

茂木健一郎さんの言う、「偶有性の海」のような存在の彼女。

これから起こることの50パーセントは決まっているけども、

残りの50パーセントは決まっていない。

わからないからこそ、この瞬間瞬間を、私たちは、海に墜ちていくような気持ちで

生きていけるのかもしれない。

ザブーン……と。紺碧の海に墜ちるような気持ちで。

2月5日は、何が起こるかわからないのですが。

少しだけ、未知の世界を体験しにきてください。

山田スイッチ