Archive for 8月, 2014

エコハンター第137回「白神の魚」

エコハンター第137回「白神の魚」
 
最近、弘前市内で「白神の魚」という言葉を聞く機会が多くなりましたね!
レストランやバー、鮮魚店で取り扱うお店も増え、「白神の魚」と聞くと
「どんな魚なんだろう? どんな風に料理するんだろう?」
と、ワクワクしてしまうのです。
 
「白神の魚」は、津軽西北海岸で捕れる魚介藻類のことを指すそうです。
何故、海で捕れる魚に、白神山地の名前がついているのでしょうか?
その秘密は「森は海の恋人」という言葉にありそうです。
 
「森は海の恋人」という言葉を生み出したのは、気仙沼市の歌人、熊谷龍子さんです。
気仙沼市の牡蠣養殖業を営む畠山重篤さんは、牡蠣の育ちが悪いのは、森林開発によって山から海に流れる栄養が少なくなったせいだと気付き、熊谷さんの「森は海の恋人」を合言葉に、1989年より、漁師による植林活動を続けてきました。
 
ブナの森が育む栄養が雨によって、川を流れて海へと辿り着くと、海に豊穣な恵みをもたらします。
そうすると、美味しい牡蠣が穫れるのです。
畠山さんの活動をきっかけに、多くの人が「山と海、森と海は繋がっている」ということを知ったのだと思います。
 
西海岸と呼ばれる深浦・鰺ヶ沢沿岸や、津軽半島の西沿岸は、世界自然遺産である白神山地のブナの森の栄養をたっぷり受け取っており、そこでプランクトンが発生し、豊かな生態系をつくっています。
しかし、西海岸で水揚げされた魚は北陸地方や関東や仙台などの大消費地に送られ、弘前市では、なかなか食べることができないでいたんですね。
「白神の魚プロジェクト」は、それら西海岸の魚介藻を弘前の飲食店で、様々な料理を提供し、消費を促進してゆこうという試みなのだそうです。
 
現在、白神の魚を提供するお店はなんと、20店舗以上! 
たまには「地産地消でエコだから」という理由をつけて、白神の魚で一杯飲みにいきませんか? 
弘前市内のたくさんのお店が参加していますので、弘前のタウン誌「TEKUTEKU10号」(テクテク編集部)をご参考下さい。
 
参考 「カキじいさんとしげぼう」畠山重篤著(講談社)
 

 

 

 

原始感覚美術祭 開催中!

2011年に青森県の事業として外ヶ浜町蟹田に造った、直径50メートル×45メートルの蟹田ストーンサークルがgoogle earth で見ることが出来ました! googleさん、すごいなあ~! 青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田大平沢辺34-3 大山ふるさと資料館 で探すと出てきます!
 
このストーンサークルを造ってから、アーティストの杉原信幸くんは韓国、粟島、長野県木崎湖畔と、ストーンサークルを作り続けています。
 
あの時は震災の後で、県内最古の縄文遺跡で一体、何をやったらいいのか本当にわからなかったのですが、夏の終わりが近づく頃に、「そうだ、ストーンサークルだ!」と思い、ストーンサークルが作れる人を探しに、長野県で開かれている原始感覚美術祭へと飛んだのでした。
 
祈りのための行為であり、行為としての祈りというものがストーンサークルを作ること、石を運び、並べることにあるのではないか? と思ったんです。石を環状に並べることで、その土地の力を強めようという気持ちもあったんです。ここのストーンサークルに出かけると、太陽がとても近くにいるように感じます。
 
縄文のイベントには三内丸山縄文大祭、小牧野遠足、外ヶ浜町で開催したストーン・サークルフェスティバルと三年間関わり、ラストの小牧野劇場で完全に、縄文人が太陽信仰をしていたように、自分の神様が太陽になったのを感じたのでした。
 
今、イベントプロデュースの仕事はもうやめてしまったのですが、あの仕事をしていたから、太陽がすごく身近に感じられるようになったのだと思うのです。
長野の原始感覚美術祭は、2014年9月7日までやっていますので、縄文が好きな方はぜひ、訪れてみてください。
 

川内村自由大学2014

福島県の川内村に行ってきました! 今年も楽しかった〜!
毎度よく来たね! と日輪が。今回は初日に鍾乳洞探検があり、
足元を冷たい水が流れる鍾乳洞の中を這って進むなどの
なんかすごい体験をしました。
 
 
夜はキャンプファイヤー。地元のおじいちゃんと飲んで、歌って、踊りまくり。
翌日は原子力発電について川内村の「感がえる 知ろう館」でじっくり、 
5時間も様々な立場のみんなで話し合いました。
気づいたら5時間経ってた。
 
 
川内村の水がすごく美味しくて、帰ってきたらお肌がピカピカになってました。
川内村は原発から30キロ圏内にある村ですが、
放射線量は郡山市よりもずっと低いところです。
馬刺しと野菜がとても美味しかった!
 
川内村の皆さん、かんがえる知ろう館の西巻さん、どうもありがとうございました
 

ダーリンはブッダ 第7回「ロールケーキ」

イラスト/ナカエカナコ   
 
ダーリンはブッダ 第7回「ロールケーキ」
 
 「食べている間って本当に、ロールケーキの中に入っちゃったみたいになるの。ふわふわの感触にうずもれる感じ。それで、うずもれている間にロールケーキはなくなっているの。」
 デブ子が言った。デブ子は見た目は朝青龍みたいだが、心の中はどこまでも乙女チックで着ている服にもふわふわの白地にピンクのリボン模様が入っている可愛い系である。
 普通の男子ならば、一目で逃げ出すのがデブ子の容姿なのだが、冴馬はそもそも目から入る情報に重きを置いていない。
 
「ケーキ、美味しい?」
「うん。美味しくなきゃ食べない。剛玉君も……食べない?」
「食べると、どうなるのかな?」
「しあわせになるよ。世界で一番、しあわせな気持ちになる。」
「食べていない時は?」
「世界で一番、悲しい気持ち。……ねえ、人はなんで、悲しみをごまかしながら、生きていかなきゃいけないのかしら?」
「……そうだね。生きていてもいいことないのにね。」
 
 するとデブ子は少し目を丸くして言った。
「剛玉君って、珍しい人ね。みんな、生きていればいいことがあるから、食べてばかりいないで外に出なさいって言うのよ。そうね……生きていてもいいことなんかないよね。」
「そこに、気付く人はとても少ないと思うんだよ。みんな生きていればいいことがあると思っているでしょう? それは錯覚なんだ。だけど人は、上手に自分を錯覚に落としてあげることができる。その錯覚の霧の中を楽しそうに生きるんだ。大山さんは、楽しいってどういうことだと思う?」
「楽しい……たのしい? 食べること以外に?」
「うん。食べることは、自分の中で収まることじゃない? お金を持っていれば、ロールケーキは買えるんだから。だけど、外の世界では自分が外の空気にさらされるわけでしょう? それはとても、こわいことだよね。だけど、自分の中で収まることっていうのは、このロールケーキと一緒なんだ。」
「それって?」
「歯ごたえがない。」
「プッ……!」
 
 デブ子はくすくすと笑って言った。
「剛玉君、あたしは、あんまりにも歯ごたえのあることが多かったから、もう、歯ごたえなんて欲しくないんだよ。」
「どんな?」
「うーん……。お母さんが、離婚したのね。私のお母さんはけっこう有名なスタイリストなんだけど、いつも男の人で失敗してるような人なの。そういう、自分の選んだ相手がひどい男だっていうことを見ないように仕事に打ち込むから、よけいにお母さんは家には帰ってこなくなるし、私はお父さんの機嫌を伺いながら暮らしていたの……。うちのお父さんは暴力をふるうような人だったから、離婚して、このマンションに引っ越して来て、全部うまくいくと思っていた矢先に、お母さんに新しい彼氏ができたの。」
「ふーん。」
「そう、別に彼氏ができても問題はないんだけど、その彼氏はちょっとずるい人だった。っていうか、汚い。私はその頃は痩せてたから、お母さんの彼氏と一緒にいるの嫌だった。なんか、べらべらと喋るような人、好きじゃないし。それで、その彼氏は働くこともしないの。そのうちに転がり込んで来て……私は、できるだけ家に帰らないようにしてた。遅くまで外にいて、お母さんが帰る時間まで家に入らなかった。なんだか嫌な予感がして。だけどその日は、たまたま寒かったのよ。寒くて、偶然財布にお金が入っていなくて仕方なく、家に帰ったの。そうしたら酔っ払ったその彼氏が私の部屋に来て、俺はお前の新しいお父さんなのになんで甘えないんだとか、意味のわからないこと言ったかと思ったら急に、私の腕を掴んできたの。」
「……。」
「すっごく、すっごく気持ち悪かった。犯られるって思って必死で抵抗したけど力が出なくて。でも、途中でお母さんが帰ってきたの。そうしたら、その彼氏は何もなかったように、当たり前のような声出して、おかえり−……だって。人って、恐ろしいよね。」
「それ、お母さんには言った?」
「言った。言えばすぐに別れてくれると思って。だけど、お母さんはそんなクズ男を、捨てられなかったの。未遂だったから、大丈夫よね? って聞かれた時、私はもう、何がなんだかわからなくなったよ……。たぶん、お母さんって、男の人がいないとダメな女なんだと思う。だから私のお父さんも相当ひどい暴力男だったけど、16年もがまんして付き合っていたもの。たぶん、その人とも我慢の限界が来るまで付き合うと思う。
 だけど……なんで私が犯されそうになった時に、お母さんにその限界が訪れてくれなかったの? って、今思うとすごく悲しいんだ。私は、どうなってもいいの? それからは、ショックで拒食症になって、ガリガリになったらその彼氏もどん引きしてくれて、何もされなくなったんだけど、今度は反動で過食症になっちゃった。
 お母さんに、ロールケーキが食べたいって言ったら、いつも冷蔵庫にたくさんロールケーキを入れておいてくれるようになったよ。なんだか、子供を黙らせるためにいつもアメ玉をくれるお母さんみたいだよね……。本当は、お母さんの作ったオムライスが食べたいって思うのに、お母さん、仕事が忙しくてその彼氏にご飯食べさせるのが忙しくて、私に構ってくれないんだ……。本当に、食べている間だけは何も考えなくていいもの。今はお母さん、その彼氏と一緒に別のマンションに住んでる。せめて、それだけが私を守るためにしてくれたことかな……。」
「大山さん……大変だったね。」
「うん。これ言うの、二人目。咲子ちゃんにしか、言ったことない。」
「あのさあ、面白いことがあるんだけど。」
「……何?」
 
「人って、ショックで死ぬんじゃないかって思うことあるけど、不思議に生きているんだよね。」
「そう……ね。私も、自殺するんじゃないかと思ったけど、まだ生きてる。」
「それって、なんでかな?」
「えっ……知らない。」
「これはまだ仮説なんだけど、たぶん、第二章がある人は、第一章では死ねないんだよ。」
「……。」
「死んだら、一巻の終わりっていうよね。一巻って、一巻二巻の一巻だと思うんだ。ようするに本の一冊め二冊めのことだよね。ということは、二巻の終わりもある。それで、死んで一巻の終わりになる人もいるけど、死なないで一巻の終わりにたどり着く人が実は、いっぱいいる。
 そういう人は、一巻で得たものを次の二巻に持って行く力があるんだ。君の得た物は、あまりにも君の体を引き裂くようなひどいことだったけど、それすらも使って、超えていこうする生命力が君にあるんだ。それは意識には上がってこない水面下で君の体が進めていることだから、よくわからないでしょう? だけどロールケーキを食べることに集中させながら、君の精神を一時その問題から解放して、冷凍保存するように君の体が守っているんだよ。たぶん、大山さんがひどいショックを受けても死なないでいるのは、大山さんの体が、第二章への準備を進めているからなんだよ。」
 
「私に、第二章があるの?」
「うん。あるんだよ。」
 そう言うと冴馬は立ち上がって、デブ子の手を引いてその巨体を立たせた。
「今日がその第二章の始まりだよ。差し当たって、今からコンビニに行って野菜を買って、料理をしよう。スーパーはもう閉まっている時間だから。」
 デブ子は魔法にかかったように、こくんと頷いた。そしてしばらく冴馬が玄関でサンダルを履くところを見ていたが、デブ子は部屋の一点を見つめて言った。
「剛玉君、あたし……家で待ってる。……素敵な食材、買ってきてね。」
 冴馬は振り返ると、「うん」と短く返事した。
 

 

 

エコハンター第136回「それ油で揚げてありますか?」

エコハンター第136回「それ油で揚げてありますか?」
 
お菓子を買う際にエコハンターが一番気をつけているのは、「油で揚げているか、揚げていないか」です。
油で揚げたお菓子は本当に美味しいのですが、消費者である私たちはその油の種類を選ぶことができません。
できることなら、まず油の種類をうんぬん言うよりも、新鮮で酸化していない油を使って欲しい…。
しかし、大量生産で作られる1袋100円程度のお菓子にそれを求めるのは、無理というものです。
 
「だったら揚げなきゃいいんじゃないの?」ここに来て、健康志向の消費者をターゲットにした、「揚げていないお菓子」が急に増えたと私は感じるのです。
それが、ノンフライ製法のお菓子なのです!
 
ノンフライ製法で作ると、同じポテトチップスでもカロリーは半分くらいに減ります。
そして各社でノンフライ商品の開発を繰り返しているので、商品開発が順調に進んだのか、美味しい製品が登場し始めました!最近、東京近郊にオープンし始めた自然派志向のコンビニエンス・ストア、「ナチュラルローソン」のノンフライポテトは、「これでノンフライなの?」と驚く味です。
 
驚いて裏面を見ると、湖池屋が作っていることがわかりました。
ポテトチップスの老舗が作っているのですから、美味しいはずですよね。
カロリーはたったの126キロカロリーで、油分は73%カットです。
 
折しも、夏に向けてダイエットしたいこの季節。
エコハンターは徹底的に揚げていないお菓子を探し続けました。
昆布系のおやつやフィリピン産のドライマンゴー、スルメ等の乾物に、フルーツ、揚げていない生アーモンドと。
おやつの可能性は無限大です。
 
最近、エコハンターの家では調理時間5分の、人気の手作りおやつがあります。
それはちりめんじゃこをフライパンで3〜5分乾煎りして、ある程度カリカリにしただけのものなのですが、カルシウムも摂れて子どもに人気のおやつなのです。
 
おやつは油にこだわる時代が来てると思うのです。
バターたっぷりのお菓子も美味しいけれど、カロリーが高いことを意識して摂るのが大事かなと。
油の入った美味しいお菓子は、がんばった時に食べるご褒美なのです。
 
 
※※※この画像(記事は)は、陸奥新報社提供です。無断転載はできません。※※※