無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2006/11/28 カテゴリー: 子育て。 タグ: アレいじめ いじめのアレ はコメントを受け付けていません

いじめのニュース、アレ見ました?
いじめをしている側に学校を休ませるっていうアレ。
アレ新しいイジメじゃないの……?

ニュースを聞いた後、なんだか久しぶりに「飲み込めねえ…」と感じました。
なんか腑に落ちねえ話だな、と。
いや、小学校時代にコーラだと騙されて「醤油とかソースとか」飲まされるようないじめにあった方だから
いじめてくる方が休むっていう現場をいじめられる方向から想像できるんだけど、
「休ませたからって、意味がねえ……。」
というのを、いじめられてる側は小学生でも考えちゃうんじゃないかなあ…。

だって、学校がなくても下校時に待ち伏せられたらアウトだし。
不良モノの漫画読んでたら普通、待ち伏せとかって考えるよねえ…?

まあとりあえず。小学生のいじめは、陰険ッスよ。
小学生っていうのは意外と、エグイっすよ。
そのエグイヤツらにどう対抗していくかっていうのを
もがもが~ってもがきながら模索していくのが
普通の道っていうもんじゃないかなあ…。

いじめる側がなんでいじめるのかって、ソレは
単にいじわるするのが面白いからだろうし。
理由なんかないだろうし。
だったら、実をいうと死ぬ理由なんかもないんだしね。

以下は、11月5日の陸奥新報誌に掲載した
山田スイッチの育児日記より
読者の皆さんからメッセージをたくさん頂いたので、
転載の許可を得て載せさせて頂きました。

(急性胃腸炎の翌日に書いた記事です…。)

 本日の育児エッセイは、昨晩ウイルス性の急性胃腸炎にかかって、
ゲロ吐きまくって急患で医者に行き、点滴打たれて座薬を処方された
スイッチ母さんがお届けする心温まるメッセージです…。

というか、正直、エッセイなんか書いてないで休みたい…。
何をしているんですかね?私は…。

 最近流行ってますね。急性胃腸炎。それと、自殺。
いじめで自殺するってどんだけバカバカしいことやってんだよ!って、思いますけどね。
いじめられる方もいじめてる方も。
 未来に対するイメージが貧困なのですよ。良いことも悪いことも、
この先ずっと続いていくわけないじゃないですか! 
急性胃腸炎で苦しんでいても、
「お医者さんに点滴打ってもらえば一発だ!」と思えば相当、気が楽です。

 急性胃腸炎患者にとって「お医者さん」と「点滴」は輝かしい未来なのですよ。
その良くなるイメージを持つことができない、あるいは胃に
悪いことをどんどんやっても「悪くなるイメージ」を持つことができないっていうのが、
そもそもの原因で。
 胃はどんどん悪くなるし、イメージの貧困さが巡り巡って、
簡単ないじめと自殺を引き起こしているわけですよ。

 自殺しようっていう人は次のステージに行きがってるわけだから。
今現在のステージで限界が来ているから、次!とか思って簡単に自殺しちゃうわけだけど。
本当に次のステージなんてあるのか?って思いますよ。次は
もっと最悪かもしれないし。

 この人生を生ききるのが何より大変で何よりも凄いことなんだけど、
人って誉められないとやる気なくすじゃないですか。それで、誉められないと
自分よりも「下」を探していじめるわけですよ。何でか?って、
 優越感が欲しいから。

 だから、どちらかというと「いじめ」をする側のお子さんに、可哀相な子が多いんです。
親に可愛がってもらえなくて妹ばかり(または、弟ばかり)可愛がられているとか。
お姉ちゃんやお兄ちゃんが優秀で、自分は優秀じゃないと思っていじけたり。
そういった、「自分は愛されていない」という、気持ちの裏返しで他人をいじめ、
傷つけてしまう子が多いように思えるんですね。

 いじめてる方も劣等感でいっぱいなのに、他人を思いやるとかってほとんど、無理。
何故スイッチ母さんがこんな風にものを考えるようになったかというと、
普通に小学校の六年間をいじめられて過ごしたからなんですね。
 

 二十年以上経つといじめてる方はいじめたことなんて全く覚えていませんよ。
二十年前に威張ってた女の子が今はなんだか、可哀相に見えてくる…。
そう思えるようになるにはまず、十年二十年は生き延びなきゃいけないんですね。
そしてここからが肝心! 

 子を育てているお母様方は、自分の子が人をいじめないよう。

 充分に、愛してあげて下さいね。

お勧め不良漫画。「今日から俺は!」
卑怯ってなんか、格好いい。


西森 博之
今日から俺は!! (1)