エコハンター第33回　「夏はステテコ」

エコハンター第33回　「夏にはステテコ」

 

夏の暑さが近づくにつれ、ステテコ業界が盛り上がっているみたいです。

昨年から男性下着売り場でもカラフルでオシャレなステテコが登場していたのですが、

今年は某女性用下着メーカーからも女性用のステテコ「女子テコ」というものが販売されました。

　

サッカー生地などの涼感素材の良いところは、

表面がぼこぼこしているため肌に密着しないところですね。

昨年からステテコを色々と研究していた私は、一つの結論に達しました。

やはり、どんなにオシャレでも、ステテコはステテコなのではなかろうかと…。

 

ピンクと淡い紫色のストライプの膝丈ステテコを、

どうにかオシャレに履きこなそうとしたものの、

どんなにがんばってもステテコは部屋着の域を超えないという壁にぶつかってしまったのです。

ステテコ以上に涼しい服はないのに、やはり、インナーはアウターにはなれないのかと…。

　

しかし服の歴史を考えると、昔はＴシャツが肌着であったことからも、

ステテコがアウターになる可能性は意外と高いと思うんです。

「Ｔシャツ作成・販売ＮＡＶＩ」のＨＰによると、

Ｔシャツがファッションとして受け入れられるようになったのは、

アメリカ映画界のスーパースター達、ジョン・ウェインやマーロン・ブランド、

ジェームス・ディーンらが映画の中で着たことが、アメリカ国民に衝撃を与えてからだと言われています。

 

大人たちはアンダーウェア（下着）のまま登場した映画スターたちを批判しましたが、

逆に若者たちはそれを反抗と若さの象徴として受け入れ、一気に大ブームとなっていったそうです。

それが1950年代のことだと言いますから、

案外とＴシャツがアウターとして認められたのは最近のことなんですね。

　

暑い夏を乗り切るためには、速水もこみち君のように格好いい男子がステテコを履いて、

我々が未だ見たこともないステテコの魅力を引き出してくれるとに期待しましょう。

それか、ステテコのデザインを今ある派手で可愛さを追求するものから卒業して、

ネイビーやグレーの無地などアウターとして履いてもステテコらしさをアピールしないものに変えてもらうと、

ステテコを履いて街を歩ける日も近づいてくるのかもしれません。

 

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