無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2014/05/07 カテゴリー: <連載> エコハンター。 タグ: エコハンター エコハンター第122回「私だったら、上から何か貼りますね!」 はコメントを受け付けていません
エコハンター第122回「私だったら、上から何か貼りますね!」
 
昔描いたエッセイの中で、私が気に入っているセリフがあるんです。
「お金はさ、使えばなくなっちゃうよね。だけど能力は使えば使うほど、増えるんだよ!」
確かに。
 
穴の空いたセーターを捨てる前に穴を補修してみれば、「補修」という能力が増えるかもしれません。
一番基本の補修方法といえば、穴の空いてる部分に裏から同じ色の布をあて、表面には一ミリ程度の縫い目しか出さずに新しい布を縫いつけて穴を塞いでいく方法です。
更に刺し子をしますと補強されて良いです。
しかしこれだと補修しましたという雰囲気が出てしまうので、私はここで上からも何かを被せて、面白く仕上げたいなと思うのです。
 
刺繍で穴をごまかすと楽しく補修することができます。
私でもできるサテンステッチはとにかく斜めに刺していけばそれなりに見えるのでお勧めです。
セーターの穴や付いてしまったシミをごまかすのに必要なのは、「とにかくシミが隠れればそれでいい」という鷹揚さです。
楽しんで補修してみましょう。
 
また、刺繍が苦手な人にお勧めなのが、モチーフレースという可愛い綿レースのモチーフを縫い付ける方法です。
縫い付けるのも補修方法と同じで、表には1ミリ程度の縫い目だけ出してレースのモチーフと同色の糸で縫いつけていきます。
 
さて、プロの判断はいかがなものか。お洋服にシミが付いたらどうするかを、手芸作家の内本明美さんに聞いてみました。
「私だったら、上から何か貼りますね!」
 
最近ではホットフィックスと呼ばれるキラキラしたラインストーンのお花やリボン、ドクロなんかの可愛いモチーフをアイロンでTシャツなどに貼れる便利なアイテムが出ています。
このホットフィックスのすごいところは、伸びる素材の生地でもラインストーンに特殊糊がついており、アイロンをかけると布地に絡みついて単独で貼り付くのでモチーフが壊れないところです。
お洗濯での強度も強く、子ども服のシミ隠しに最適です。
 
シール状のアイロンプリントは伸びる生地に貼ると、伸ばした時に絵が壊れる可能性があるのでTシャツなどの伸びる生地にはラインストーンのホットフィックスがお勧めです。