
エコハンター第149回「自宅でヨーグルトを作ってみよう」
空気中には目には見えな微生物が浮遊しているんですって!
そんなことを急に言われると、ビックリするかもしれませんが。
梅雨時にいつのまにやらパンにカビが生えていたり、お米からお酒が造られたり、塩漬けした漬物が酸っぱくなる背景には、必ず微生物が存在しているのです。
乳酸菌が作る発酵食品といえば、代表的なのがヨーグルトですよね。
私の家ではヨーグルトを自家製で作っているのですが、その作り方というのが驚くほど簡単なので、ご紹介したいと思います。
ヨーグルティアという保温器を使った作り方です。
1. まず、ヨーグルトを作る容器を熱で殺菌します。
ヨーグルティアの専用容器なら、水50ccを容器に入れて蓋をし、電子レンジで1分加熱するだけで殺菌ができます。殺菌したら容器のお湯は捨てておきます。
2. 次にヨーグルトを増やしたい分の牛乳と種菌になるヨーグルトを用意します。
わが家では1リットルのヨーグルトを1週間で食べきりますので、お好きなヨーグルト100グラムに対して牛乳1リットルを少しずつ加え、更にオリゴ糖を大さじ2杯ほど入れてよく混ぜます。
オリゴ糖はヨーグルトの乳酸菌を増やす栄養になります。
腸内の乳酸菌を増やす働きもあるので、普段食べるヨーグルトに加えてみてもいいですね。
ヨーグルトの乳酸菌は牛乳とオリゴ糖の栄養を食べて、どんどん増えていきます。
3. 2をヨーグルティア(保温器)に入れて温めます。40度〜42度の温度で7時間保温します。カスピ海ヨーグルトの場合は低温で発酵するので、25〜27度で温めます。
温められると乳酸菌は活発に活動し、牛乳やオリゴ糖の栄養を食べて増え、酸味のあるヨーグルトになっていきます。
4. 7時間後、温まったヨーグルトはまだとろみがついていない場合もあります。冷蔵庫で冷やすうちに、おなじみのヨーグルトに変わります。
5. 自家製ヨーグルトの出来上がりです!
ハチミツなど、お好みの甘味を加えてお召し上がりください。
ヨーグルトを自家製で作って腸内環境を整えれば、微生物の存在がもっと身近に感じられるかもしれません。
ぜひお試し下さい。
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