エコハンター第11回「段ボールコンポストのすすめ」

エコハンター第11回「段ボールコンポストの作り方」

 家庭から出る生ゴミを減らす一番いい方法は何でしょう? 

山形県長井市のように家庭から出る生ゴミを全て回収して、コンポストセンターで堆肥に変え、その堆肥を農村地帯に撒いて野菜を作る循環型モデルの「レインボープラン」を青森県でも実現すべきなのでしょうか。
 
考えた結果、私は青森県の総合計画審議会の環境部会の委員になって、とにかく意見を求められたら「生ゴミを堆肥にしたい」旨を言い続けることに決めたのでした。
 
まずは生ゴミが堆肥になるという周知活動が必要だと思ったんですね。
一体なんで生ゴミが土に還るのかというと、土の中には何十万、何百万というたくさんの微生物がいて、その微生物たちがちょうどいい温度と湿度の場所に置かれると、活発に動き出して、生ゴミを食べてうんこをしてくれるから生ゴミが消えるんですね。
 
段ボールコンポストの作り方は意外と簡単です。
段ボールに段ボール製の中敷きを敷き、腐葉土5キロと米ぬか3キロを入れ、混ぜます。
段ボールの下には通気性を良くするためのすのこを敷き、上に虫が入ってこないように通気性のある薄い布をかけて完成です。
 
堆肥化しにくい漬け物やミカンの皮は入れないようにし、生ゴミを入れて毎日かくはんすれば徐々に生ゴミは土に還っていきます。
気温の高い夏場は微生物たちも活発に活動してくれますが、気温の低い冬場にはなかなか活動してくれません。
なので、段ボールコンポストで生ゴミを堆肥に変える場合は、冬場でもある程度温かい場所に置くかペットボトルにお湯を入れて土に埋め、湯たんぽのように温めてあげると堆肥化がうまく進みます。
 
しかし堆肥化の際にぬか漬けのような匂いが出るので、匂い対策をきちんとしないと家族から苦情が来ます。
まずは、野外での堆肥作りで経験を積んでみることをお勧めします。
 
夏は土の中の微生物たちも元気に動き回るので、十日もすれば前に埋めた生ゴミはすっかり土に還ります。
しかし、とうとう生ゴミ堆肥のうまくいかない冬がやってきました。
 
こうなったら、生ゴミを出さないような暮らしにチェンジするしかありません。
食べ残し厳禁。
とりあえずは冷蔵庫の中のものを、腐らせないように努力したいと思います!
 
参考図書「土はいのちのみなもと 生ゴミはよみがえる」菅野芳秀著(講談社) 
土はいのちのみなもと 生ゴミは よみがえる
 
 
 
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