エコハンター第84回「バクテリアを呼ぶ男」
バクテリアさんとのお付き合いも、けっこう長くなってきたエコハンターです。
バクテリアは顕微鏡を使わないと見えないような小さな微生物で、
牛乳からヨーグルトを作るにも、乳酸菌という小さな菌が働いているおかげですし、
納豆が食べられるのも、煮た豆を納豆菌の皆さんが発酵させてくれるからなんですね。
例えば、牛乳からヨーグルトを作る方法はとても簡単で、
牛乳1パックに増やしたいヨーグルト(種菌)を50㏄ほど入れて、
そこに乳酸菌の栄養になるオリゴ糖(ない時は砂糖でも可)を大さじ3くらい加えてよく混ぜます。
魔法瓶などに入れ10時間ほど37~40度の状態を保っていると、牛乳1㍑が丸ごとヨーグルトに変わります。
私はここ1年ほど、ヨーグルティアという保温機を使ってヨーグルトを作っています。
種菌になるヨーグルトを変えると全く違う味わいになることや、
種菌によって発酵する温度が違うこと、乳酸菌と一くくりに言っても、
その菌には一つ一つ、違う性格があるんだということが分かってきました。
この目に見えない「小さなものたち」は、私たちの生活に大きな役割を果たしてくれています。
例えば、先週紹介した生ゴミから完熟堆肥を作る方法も、
自然界にいるバクテリアが寄ってきて、有機物である生ゴミを食べてくれるからでして。
トイレの浄化槽の中にもバクテリアさんがいて、普段から生活排水や屎尿を浄化してくれているんですね。
バクテリアさんと一緒に生活していると、だんだんとそのバクテリアさんの性格も分かり、
声を掛けられるようになってきます。
葉坂勝さんの著書「バクテリアを呼ぶ男~究極の生ゴミ革命」(地湧社)は、
浄化槽管理の仕事を通してバクテリアの存在を知った著者が、
バクテリアによってたった25日間で生ゴミや家畜の糞(ふん) などの
有機物を発酵・分解する環境共生型プラント「ハザカプラント」を発明するまでが描かれている快作です。
発酵時、70~90度という高温になる発酵槽は、
すべてバクテリアの活動による発酵熱で、病原菌やウイルスの殺菌もできるのだといいます。
今では全国15カ所に建設されたハザカプラント。
1度見学に訪れたいと思っています!
※※※この画像(記事)は、陸奥新報社提供です。無断転載はできません。※※※
嵐を呼ぶ男(が、どんな内容の話かは知らないけど笑)
みたいでかっこいい(≧∇≦)
バクテリアのパワーには驚かされるばかりです。昔、東京で行きたい所は寄生虫博物館でした。惹かれるところがあります。バクテリア!!!
ブラジルのショッピングセンターでは屋上に畑を作っているそうです。フードコートから出る生ごみで堆肥を作って使っているそうです。このおかげでごみの量が3割ほど減ったそうです。世界中でエコは形になっているんですね。
おふくさん、久作さんコメントありがとうございます!
選挙に行ってきました。
バクテリアは面白いよね☆
バクテリアに魅せられる人って人生が面白いです。
久作さん、貴重なブラジル情報ありがとう!