エコハンター第42回 「バッチャの甘酒」
最近、甘酒が流行っているようですね!
甘酒にはビタミンB1、B2、B6と葉酸、食物繊維、
オリゴ糖やアミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれていて、
この栄養が点滴とほぼ同じ内容であることから、
「飲む点滴」と称されることもあるそうです。
そんな栄養価の高い甘酒を今年の夏は「冷やし」で飲みたいと思っているのですが。
なかなか、「これだー!」と思える甘酒には出会えずにいました。
しかし、幸せの青い鳥はいつも身近にいるものです。
ある時、家に帰るとバッチャが鍋でプーンといい匂いのするものを作っていたので
「おばあちゃん、一体何を作ってるんですか?」
と聞くと、バッチャは答えました。
「甘酒よう! これこと冷やして飲めばまんず、たんげめ(とても美味しい)~や!」
バッチャの甘酒は米麹を使わず、酒を絞りきった「板粕」を使って作ります。
板粕は酒粕に比べて、
酒を絞りきっているために水分がほとんどなく、パサパサして固いものです。
しかし多少のアルコール分は含まれていますので、お子さんには飲ませない方が無難です。
普通はお米と米麹を使って炊飯器で発酵させて作るものなのですが、
何故だか妙に美味しい甘酒ができるので、「伝統食の継承」という意味で、
今回は板かすを使った甘酒を紹介させて頂きます。
材料は板粕100グラム、砂糖50グラム、水(ぬるま湯)500cc、塩1つまみです。
作り方はまず、
①板かすをちぎってぬるま湯に浸けます。
②しばらくしてドロドロになったら板かすを取り出してすり鉢に入れ、
すりこぎでごりごりやります。(すりこぎでごりごりやるのがバッチャ流です)
③鍋に入れて残りの水を足し、火にかけます。
④砂糖を加えます。
⑤味見をして、塩をひとつまみ加えよく混ぜます。
⑥ぐつぐつしてきたら弱火にし、沸騰する直前に火を止めます。
⑦あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
バッチャの甘酒は冷やした状態で飲むと、最高に美味しいのです。
しかし、何故だか飲んでるうちに酔っ払ってきまして。
「おばあちゃん、これ美味しいんですけど隠し味は一体、何ですか?」と聞くと、
バッチャはニカッと笑って「酒!」と答えたのでした。
※※※この画像(記事)は、陸奥新報社提供です。無断転載はできません。※※※
あたしも甘酒大好きです。
冷やして飲んだことはないのだけど・・・
今度やってみよう。
隠し味が酒!!って答える素敵なばーちゃん(*^_^*)
夏バテ知らずだね!!
さくらば さん
バッチャの夏ばて知らず、本当ですよね~!
オマケですが、小杉くんにご飯を食べさせる会は
実は地味に活動を続けておりまして、
近く、活動報告させていただきますね!
突然、思いついた時に食べ物を持って行く
会員がただいま2名ほど。
しかし、夏は腐りやすいので腐らせない良い方法はないかと
思案中です。(^-^)p
スイッチ