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雪雄子 舞踏公演「復活」 弘前再演


 

 宇都宮の大谷石で造られた蔵のギャラリー「悠日」で、

絵師の香川大介氏の個展オープニング・イベントがあった。

田口ランディさんの創作した「現代版・般若心経」の朗読劇。


 

 葛目純一君の馬頭琴の演奏に合わせて舞台は進み、時折、葛目君のホーメイという独特な歌唱法でその世界観が造られていく。2500年の時を経て恐ろしさに触れながら歌と、風と。世界が、柔らかいものでできているような気持ちにさせられた。

 


 朗読劇の後は、舞踏家・雪雄子さんの舞踏パフォーマンス。



 雪さんは、たった1人で赤ちゃんが母親のお腹の中で育ち、生まれ、生き、やがて病を経て死んでいくという、仏教の生老病死を表現できる数少ない舞踏家だ。


舞台に響く、夏の鳥の声。夏の鳥の声を聞くと、本当に生きていることの不思議さと切実な喜びを、ただ黙ってじっと、感じることができる。

 

テーマは、「復活」。


 この舞台で私は初めて、雪さんが舞台の上で完全に死んだのを見た。


 今までに産まれてくる雪さんは何度も見たが、完全に死を表現されたのは、私にとって初めてのことだった。朽ちて死んでゆく雪さん。完全に動きが止まり、そこから、目でとらえることができないほどのゆっくりとした動きが、場面を緊迫させる。



 泥の中から蓮の花が咲くような、復活。

 

 あとは、完全なる喜びの中で、雪雄子は。生きているっていうことがどういうことなのかをひたすらに、私たちに見せつけるのだ。

 「ほら、素晴らしいでしょう? 生きているっていうことは!」


 完全に生きることを楽しんでいる彼女の姿に、圧倒される。


「こうなのよ! 生きるっていうことはこんなに素晴らしいことなのよ!」

 

 こんな人を、私は他に観たことがない。ここまで生きることにおいて喜び震えられる人を、私は知らない。何度観ても、「こんな踊りは観たことがない」と思う。天才。そうとしか、言いようがない。

 

 こんな、すごい人に踊りを頼める絵師・香川大介がまた、素晴らしい。

 

 ものおじしない。それだけの絵を、彼は黙っても描いてしまうから。

 

 宇都宮に、また来年も行きたいと思う。

  こんな舞台を、死ぬまでに何度も、観ていたいから。



雪雄子 舞踏ソロ「復活」再演のお知らせ


日時 2010年7月25日(日) 午後3時~

場所 弘前 SPACE DENEGA

料金 3000円


SPACE DENEGA

036-8013
青森県弘前市上瓦ケ町11-2
TEL 0172.32.1794
アクセス
・JR弘前駅より徒歩で約15分 ・青森空港より車で約40分


チケット予約・お問い合わせ

jomon_tomonokai@yahoo.co.jp


 

雪雄子 舞踏公演 at 弘前 鳴海要記念陶房館

山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

2010年 1月24日(日)・31日(日) 

PM1:00~ 

弘前市岩木町 鳴海要記念陶房館

入場無料 (カンパ制)

本年初の雪雄子さんの舞踏公演があります。

鳴海要記念陶房館では只今新進気鋭の若手作家によるエロス展が開催中。

皆さま、このご機会にぜひ、鳴海要記念陶房館を訪れてみて下さい。

弘前市で陶芸を習いたい方、記念館の人に声をかけてみてください。

立派な釜がありますよ!

お問い合わせ 0172-82-2902 鳴海要記念陶房館

周辺地図 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyo/shisetsu/kyouiku/htm_toboukan/toboukan/html/K1.html

 

長靴をはいた猫 岩木あそべーる公演

影絵の専門劇団・かかし座のHPより☆


『むかしむかし、3人のむすこをもった粉屋がいました。その粉屋が死んで、上のにいさんは水車小屋を、下のにいさんはロバをもらいました。いちばん下のおとうとがねこしかもらえずに泣いていると、そのねこが言いました。
「ご心配なく、ご主人さま。わたくしに、ふくろをひとつとながぐつを一足くださいな。」
ねこにはどんなさくせん・かんがえがあるというのでしょう?
きれいなおひめさま、りっぱなお城、そしてそこにすんでいる人喰いおにとねこのちえくらべ。
ながぐつをはいたねこの大活躍に主人もびっくり。』


お話の続きは、2009年12月13日開催の、岩木文化センター

あそべーるにて

開場13時 開演13時半です。

入場料は、3歳児以上 500円

託児あり(申し込み必要)


劇団かかし座は、日本で初めて出来た影絵の専門劇団です。

劇団かかし座HPhttp://www.kakashiza.co.jp/pages/pages1/kakashi.html


お問い合わせは、岩木文化センター あそべーる まで

http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyo/shisetsu/kyouiku/htm_asoberu/default.htm

 

雪雄子 舞踏公演にお越し頂き、ありがとうございました。

山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。-090717_1801~01.jpg

夏が始まります。

雪雄子 舞踏公演 薬玉 にお越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

やっぱり、きちんとしたステージで観る雪さんの踊りは圧倒的で。卵の殻のように脆く、観た人はそれぞれに「産まれてくる存在」をイメージしていたのでした。
夏の訪れ、吊した薄いブルーの、蚊帳。 ピナ・バウシュに捧げた雪さんの舞踏は、あまりにも美しかったです。

ご来場頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

 

雪雄子 舞踏公演弘前 薬玉

神話世界の曼荼羅表現
というタイトルで、本日の陸奥新報に雪さんの記事が載りました。

昨年の宇都宮・ギャラリー悠日での雪さんは、
舞台に現れただけで。別の世界からの入り口を開いたように、
ユニコーンや小鬼の漏れてくるような空気感を
全身から漂わせていた。

「ランディさんと、立ってるだけで凄い」と、そう言っていたんですよ。
雪さんに伝えると、
彼女はこう答えた。

「立ってないよ。」

「ええ???」

「あれは、立っているように見えて全身を細かく宙に浮かせているの。
舞踏の……テクニックというとなんだけど……。これができるのは日本では土方さんと、
芦川さんと、私ぐらいのものね。
ランディさんなんか、本当によく見ていて……。
『動きが細かく割れてる』っておっしゃってたでしょう? 
細かく全身を宙に浮かせているの。
これができるようになったのは、7年前なのよ。」

雪さんは、舞踏の稽古で身体を痛めつけて、痛めつけて、どうあがいても
もうこれ以上は無理だ……!
と。そう思ったときに、舞踏家・大野一雄先生の「肋骨の蝶」
という言葉に触れて。突然に、
肋骨から蝶の羽が生えたように、その動きができるようになったのだそうだ。

雪さんの立ち姿を観ると、涙が出る。
人が立っているだけで泣けてくる。
幽玄とした姿に、その背後にある世界。
神話の中でしか観られなかった世界が、隙間からこぼれてくるのだった。

彼女に言わせると、くす玉(薬玉)というものは
母胎なのだそうである。
その薬玉が割れた時、私達が生まれた。

全てははじけるように、ここが、私たちの暮らす世界として
緑は揺れ、雲はなびき、宇宙はどこまでも星の光を湛えて
その世界に私たちは投げ出されたのかもしれない。
全身で喜びを感じるように。

くす玉が割れて、そこからは。
キラキラとした世界が降ってくる。

山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

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雪雄子プロフィール

舞踏家。東京都目黒生まれ。1970, 暗黒舞踏の創始者土方巽に出合う。1972, 大駱駝艦創成に紅一点として参加。1975, 北方舞踏派(山田一平主宰)と共に山形県出羽三山麓へ移住。1984, 土方巽演出、振付の「鷹ざしき」で女鷹を舞う。1988~1992, 独舞踏「蝦夷面」(山田一平演出)をサンフランシスコなどで上演 , 北国の生命力を現出する舞踏家として高い評価を受ける。1993, 秋、津軽へ移住。偶然のようにして出会う縄文をはじめ、津軽に息づく原初そのものの命との出会いを創作の原点としている。1995, 風の誕生」(青森公立大学)、縄文映画「一万年王国」、「縄文頌」(京都市・国際日本文化研究センター)、1998, 「カリヨンの庭」(仙台市・宮城県美術館)2005ウィーン、パリ、ワルシャワで公演。2007, サンクトペテルブルのDANCEグループDELEBOと京都大学西部講堂にて共演 , LIB サンクトペテルブルグ・モスクワ公演プロジェクト「舞踏の源流から身体の未来へ」にて舞踏ソロ、(共演 津軽三味線・新田昌弘) 2008, 作家・田口ランディ、画家・香川大介とのコラボレーション(宇都宮 ギャラリー悠日) 
 ロシア・サンクトペテルブルグバレエホールでは神秘的でシャーマニックな舞い姿に1700人の観客が魅了された。少女から老婆まで、0歳から100歳までの身体感覚の中で舞う。

山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

2009年7月17日 19:00開演
ギャラリー・デネガ
開場 18:30 開演 19:00
入場料 一般2000円 学生1500円
問い合せ SPACE DENEGA 0172-32-1794

主催 雪雄子 鵲草 聖獣舎