エコハンター第126回「ついに見つけたニホンタンポポ」

エコハンター第126回「ついに見つけたニホンタンポポ」
 
野の花の美しい季節ですね!
田んぼの畦道には青くて可憐な花を付けるオオイヌノフグリや、白くて小さい花を付けるハコベ、クローバーやシロツメクサが咲き乱れ、散歩をするだけで元気になってきます。
 
野の花を眺めながら散歩をする時に、私が楽しみにしていることは、ニホンタンポポを探すことです。
街で見かけるタンポポのほとんどは、がくの部分が反り返っているセイヨウタンポポなのです。
私も、街なかを相当探しまわったのですが、がくの反り返っていないニホンタンポポを見つけることは本当に困難でした。
 
それもそのはず。
ニホンタンポポはセイヨウタンポポと違って、日当たりの良い場所よりも日陰の林の方を好むのです。
ここ5年ほどニホンタンポポを探して歩いていた私は、昨年ようやく神社の林の中で、見たこともないくらい大きく育ったニホンタンポポに出会いました。
緑色のがくが、黄色の花を包み込むように咲いているニホンタンポポは茎も太く、「シャキーン!」と生えていました。
セイヨウタンポポが増えてニホンタンポポが駆逐されたように見えますが、ひょっとすると私達の身近から林が減ってしまったことによって、ニホンタンポポが減ってしまったのかもしれませんね。
 
ところで、外来種のセイヨウタンポポは、元々は明治時代に野菜として輸入されたものなんだそうです。
ヨーロッパでは今でもタンポポをルッコラやクレソンのようにハーブとして食べる習慣があるのだとか。
(参考 「食べる野草図鑑」岡田恭子 著 日東書院)
 
タンポポの葉や花は天ぷらにして。
茎や葉はゆでて、半日水を変えながらアク抜きをし、和え物や酢の物にすると良いです。
葉は、よく洗って少量ならサラダにして食べると、生の春菊みたいで苦味があって美味しいです。
タンポポには健胃、強壮、整腸、便秘やむくみ、痔の緩和や母乳の出を良くするなどの効能があります。
野草はアクが強いので食べ過ぎないように注意し、採取する場所は農薬がかかっていない場所や交通量の少ない場所を選びましょう。
 
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