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タテタカコさんの歌

 

タテタカコさんの歌を聴いていると、
自分の中には余計な物が多いなと感じてしまう。
 
余計な物がすっかりと抜け落ちたように
音そのものに。
繊細な音を生み出すために、中にある世界を描き出すように
自分の身体のすべてを使って歌っているタテさんの姿を見ると
胸が詰まる。
 
音一つをこんなに厳しく、生み出して。
歌によって作る世界に私たちを連れ去ってしまう。
 
タテタカコさんと着物作家のやまもとゆみさんが、
台湾の人達が日本の震災の時にたくさん寄付をして、
助けてくれたお礼を言いに、
台湾まで歌いに行った。
 
まるで動物のように、感謝の気持ちを込めて
お礼が言いたいから歌いに行った。
 
「白い気持ち」というものを受け取ってしまう。
 
タテタカコ×やまもとゆみ ワールドツアー
来月はパリ。
http://yumirabi.exblog.jp/18458032/
 
 

 

タテタカコ ライブ in 弘前百石町展示館

先週の土曜日に、タテタカコさんの弘前ライブを観に

百石町展示館まで行ってきました。


スイッチかあさんは、仏滅が好きなんです。

仏滅の日には、何かとんでもなく大きなことが

起こる予感がするんです。経験的に。


逆に、大安が苦手。

何もやる気になれないのが大安。

そういう大安には、

家で掃除して洗濯機を回しているのが

楽。というより、掃除と洗濯ならなんぼでも

はかどるのが、大安。


面白いことに、仏滅と大安はセットでやって来るんですね。

仏滅が来て、大安がくる。

何か大きなことが起こって、大いに安らぐ時がくる。


なので、カレンダーの仏滅の日に、何かイベントがあると…

「この日は絶対、何か起こる」

と思ってしまんですね。


タテタカコさんのライブは、4月16日の仏滅の日にありました。


チケット予約の申し込みの日から、「この日は絶対、何かある」

と思いつつ、その日は雨が降ったり太陽が出たりを繰り返す

激しいお天気で。

岩木山から虹が見えました。


タテさんのライブは、すごかった。

ピアノも、声も。

ライブを観ていてだんだん、音を聴いているのではなくて

響きの中に連れて行かれるような感覚になってきて。


タテさんとピアノと、天上からのスポットライトが

響きのための空間を作り出しているように見えて。

その響きの中に、自分が入っていくような感じでした。


タテさんは、お話がとても上手です。

お話も歌にして、注意事項も歌にして、私たちに届けてくれます。


温泉に行った時のこと。


タテさんが温泉で身体を洗っていると、

60歳ぐらいのご婦人が隣に座って、

おっしゃいました。


「あなた、外国人?」


タテさんは答えます。


「いいえ…、長野県人です。」


「そう。ちょっと、話してもいい? 私…、歌いたいの。」


「えっ……? ここで、ですか?」


「どこか歌える場所ないかしら?」


間奏


「弘前の、アサイラムというバーなら、大きな声で歌っても

怒られないと思います。」


ご婦人はすぐ答えました。


「私、今歌いたいの! 私……、賞を取ったこともあるのよ。

ずっと昔のことだけど。だけど……だけど、私。

今でも、歌いたい気持ち、あるのーーー!」



と、温泉の洗い場でご婦人に語られたお話を、

まるで物語のように歌い聴かせてくれるタテさん。


なんだかすごく感動した。


「今でも歌いたい気持ち、あるの」



心に響いていた歌とお話。


全然意識してなかったけど、家に帰ってから

頭の中が、ずっとタテさんの歌でいっぱいで


頭の中は今でも響きの中にいて。


やっぱり、タテさんのライブは

最高だなあって

思った。



おしまい


Harkitek or ta ayoro/タテタカコ
¥2,500
Amazon.co.jp

Akikoさんの絵が素敵なアルバム。歌もすばらしいです!


 

69(ロック)の日はタテタカコ

6月9日に何を聴くかというのがやはり、
ロック好きな人間にとって一番重要なことなんだろうと思うのですが。

今年の6月9日に弘前マグネットで
タテタカコさんと、無頼庵さんの生ライブを
観に行けたと言うことは

音楽の神様に感謝しなければならない事象であると思うのです。

無頼庵さんの歌声と
一曲カバーで歌ってくれた
eastern youthの「矯正視力0.6」最高だった。

タテタカコさんは、
頭を坊主にされて。
伸びた髪の毛(一センチくらいのショートカット)が

まるで、14歳の少年のように
美しかった。

ピアノに向かう姿に、「神童」という言葉が浮かぶ。
あとは、もう。
めくるめく音の無限旅行……。

今日初めて「ピアノの」タテタカコライブを観た。
普段そのライブハウスにはピアノが置かれていない。
大人6人がかりで今日のために運び入れたという。
その一つ一つに、感謝しているタテさんがなんだかすごく、透明で。
彼女の感じている感謝が、とてもリアルに感じられた。

それで、
タテタカコのピアノが、すごい。
ピアノと声を縦横無尽に出し尽くしているのがわかる。
歌う前に彼女は独特の、精神の統一を見せる。
ピアノを弾くために
真上を見上げ、体をゆっくりと
自分の出せるほんの小さな動きも
出せるところを探って、調整しているみたいだ。
身体の中の、糸一本ほどの感覚を、探っているように見える。

そして、一挙に音の波として押し寄せるピアノ
まるでクラシックのコンサートに神童を見に来ているようだ。
だけどこの神童はただのクラシックじゃない。
人のこころをえぐるような歌を歌う。
歌を聴くと「真っ直ぐ生きろ」と誰にともなく言われているような気がする。強く。
深い音から高音へ、どこまでも伸び、駆け抜ける彼女の歌声。
ピアノと彼女の歌から目が離せない。


ああ、あああああ。

……タテさんが
短い曲を一曲、と言って
歌ってくれた童謡、「シャボン玉」は。
この童謡を歌うとき、いつも見えてた映像、屋根の上に飛ぶシャボン玉が
色鮮やかに、鮮明に飛んでいくのが見えていた。
タテさんは笑顔で歌っていた。
空と風を感じて、なんて気持ちがいんだろう。

9月には、eastern youthとタテタカコ、無頼庵が
弘前マグネットに来るという。
マグネットの生誕十周年記念だ。

帰り道、タクシーの中で。
今日見たものが宝石みたいに見えて、なんでなんだろうかと
思っていたら

本当に好きなことをしているときの人は、
宝石のように輝くんだ、と気がついた。
タテさんも無頼庵さんも違う色の宝石だけど、
まぎれもなくあのステージには宝石が輝いていた

追伸 

ロックな皆様へ

あの店が復活しました。
本当にずるいくらい格好いい店に変身を遂げ、
にやりと笑って街に音楽を流しています。
嗅覚を養って、音楽を探せ!!

私は来週、その店で
この世で一番美しい男
山口洋のライブを観にいきます。
今からなんだか。ふるえがきちゃいそうなのです。

 

タテタカコさんのライブ

昨日の弘前は春の嵐で。
雪が吹雪のように舞い散る中、
ライブ会場である街中情報センターは 
いつのまにやらたくさんの
人が集まり、立ち見でいっぱいになっていました。

見れば、知ってる顔がたくさん。
なんだか心強くなります。

私の友達には
何の約束をしていなくても、
自分の好きなミュージシャンのライブに行けば
黙って会うことができる。
ということが、何年も前から実証済みです。笑

とくに、クラムボンのライブや矢野顕子さんの時は、
知り合いだらけになります。笑


Clammbon
LOVER ALBUM


矢野顕子
JAPANESE GIRL

吹雪の中、現れたタテタカコさんは、
「もう雪が見れなくなるかと思っていたので、嬉しいです。」
と、吹き付ける吹雪の弘前を歓迎してくれました。

彼女が、キーボードの前に座り、息を吸い込んで
その場の空気を、一点の高さに集める瞬間を見て、
そこから始まる彼女の歌を目の前で見て、
何かがスッと、そぎ落とされる感じがしました。

CDで聴いた時にも感じたもの。
真っ直ぐで、その歌を聴くこと以外、できなくするもの。
ごちゃごちゃとしたものが、一瞬でなくなる瞬間を見てしまった。
少し恐さを感じながら、ある一点の高さまで高められていく。

ところがどっこい、
抱きかかえていったうちの二歳児にはそういった繊細な空気というものが
通じないらしく、

突然に「ゲンコツ山のたぬきさん」を師匠が歌い出したので、
やむなく会場を出ました…。
そうね、ゲンコツ山ね…。師匠、上手。っていうか上手すぎるよ!
師匠、DJ オズマのマネ、うまくなったね~!

そういうわけで、このあとのライブのことは、
こちらのブログをご覧頂ければ、
その時の空気を感じていただけるかと思います。
koyomiさんは、私の表現できない微妙な感情を、
まるで歌うように優しく、確かに届けてくれる人です。

koyomiさんも、
歌の中にある、ある「痛さ」を感じ取っていて、
その痛さの中に私は、
とてつもなく人を救う何かがあると
思っていて。
koyomiさんと何かが通じ合ったような気がして
嬉しかったです。

恐らく、その痛みは誰の中にもある痛み。
それは人に見つからないように
厳重にしまっているものだから。
だから、その痛みや歓びを、素直にさらけ出す人に触れた時、
黙って涙が出るんじゃ、ないかな…。

ライブの後、タカコさんにCDにサインしてもらったら、
数日前に書いた私の記事を読んでいてくれて、感動。

本当に、タテタカコさんの歌が流れている間、
ラジカセの前で動けなくなってしまったんですよ と、
ご本人にお伝えできて 嬉しかったです。
どうしても胸に、響いてしまうんですよ…と。



タテタカコ, 村松晃
そら



タテタカコ
裏界線

ついこの間知ったばかりなのに、
いつのまにかこの人の歌が
本当に好きになっていました…。

 

タテタカコ LIVE in HIROSAKI

タテタカコさんのアルバム、『イキモノタチ』を聴いた。
このアルバムの中の一曲、『ワスレナグサ』は、よしもとばななさん原作の
映画・『アルゼンチンババア』の主題歌に使われている

彼女の歌がばななさん原作の主題歌に使われるのは、
何故かすごく納得のいくことだと思った。
何故なら、ばななさんの本の表紙やばななさんが本で紹介される音楽は恐らく、
ばななさんの心を震わすものだけ であって、それが
有名であるとか無名であることは全く意味を持たず、
ただただ それが本物である、という一点で
選ばれていることが多いと、以前から感じていたからだ。



吉本 ばなな
哀しい予感

ばななさんの本の表紙を描く原マスミさんは、
ミュージシャンである。
だけども、原マスミさんといえば
ばななさんの本の表紙と思う人がほとんどだと思う。
この人の歌声は、きっと。聴いてダメな人は、受け付けることもできない。
なので、CDもほとんどが絶版で
彼のCDを手に入れ聴くことは、 奇跡に近い。

私は高校生の時偶然に、私の音楽に強い影響を与えた、
マイ・お姉ちゃんによって
原マスミさんのアルバムを、強制的に聴かされていた。
その頃聴いたアルバム『夢の4倍』や、『夜の幸』は
頭の中にこびりついて離れない。
そして、CD屋さんに行くといつでもこのCDを探してしまうのだが、
見つかった試しはない。

お姉ちゃんの趣味はすさまじく、
部屋で流れる音楽は原マスミ、バッハの『マタイ受難曲』、SOFT BALLETと、
その音楽が流れている限り、普通でいられることができなくなるような
そういう曲ばかりが姉妹二人の部屋に流れていた。

だけど、イヤだなあと思うのは最初の一週間ぐらいで。
一週間経って耳が慣れてくると、
突然に彼らの音楽は胸にひっかりだすのだった。
胸が痛くなるような音楽。

何かをしながら聴くなんてことができない音楽。
ラジカセの前に黙って座りながら、
ただただ聴くことだけに身体を預けなければならない音楽に、
久しぶりに出会った気がした。

タテタカコの歌は、真っ直ぐだ。
あまりにも真っ直ぐなので、
曲がかかると私は動きを止めてしまう。
動きを止めるか、曲を止めるかの
どちらかにしてしまう。
聞き流すということができない。

その真っ直ぐさは、宮崎駿監督の映画に登場する
主人公の男の子や、女の子の
自分の信じた道をただただ歩み続ける真っ直ぐさに似ていると思う。
彼女の歌声は、
白い雲や広大な空、崖に咲く小さな花、アンデスの山がよく似合う。(フォルクローレ調の曲もある。)
きっと、アルゼンチンババアの映画にも
彼女の歌声は映えるはずだ。

身体中で音楽を、
ただひたすらに聴きたいとき、
このアルバムを聴こうと思う



タテタカコ
イキモノタチ

 タテタカコ LIVE in HIROSAKI
3月11日(日) 14:00~
場所 弘前市土手町 街中情報センター 1階
入場無料



タテタカコ
ワスレナグサ

2007年3月24日 全国一斉ロードショー 映画「アルゼンチンババア」
主題歌「ワスレナグサ」収録。